子猫の里親探しは、次々と難関が待ち受けています。

先ずは、譲渡諸費用の問題です。

一般の方は保護した状態で譲渡している方が多いため無償での譲渡が多いですが、保護団体の場合、猫エイズウイルス(FIV) 猫白血病ウイルス感染症(FeLV)最低でも二つの感染症の検査を行い、混合ワクチンを接種してからの譲渡と成りますので、感染症検査代とワクチンの接種費が掛かりますので、これに猫砂代・餌代をプラスすれば譲渡諸費用は10.000円程度必要に成ります。

この検査とワクチンの接種は義務では御座いませんが、行政の管轄部署からお願いされます。

この時点で、野良猫の子猫等と命を軽視しておられます方は、無償で譲渡して貰えます子だけに絞られてしまいます。

命を軽視する方への譲渡は避けられますが、厄介なのは行政からの指導もお願いもされない、個人ボラなんです。

健康状態欄に【快食快便で元気に遊んでいます。】エイズや白血病に感染していても直ぐには発症しません!

私から言わせて頂けましたら、快食快便だから健康優良児なんて何の根拠も在りません。

子猫がグッタリしていましたら、低体温症か低血糖に成っている事が多いです。

その様な子の命を助けるためには緊急入院など適切な処置が必要です。熊本県が助成金を出しているのは、必要な医療費だと思います。

山口お件では、この様な助成金システムそのものがありませんし、引取り保護依頼者の方もまさかここまでの費用が掛かるとは考えていないと思います。

この全ての費用を保護団体が負担するには金額が大き過ぎるかと思います。

愛の肉球会では、子犬も子猫も同じ命として考え今年から、正式に救助に乗り出しましたが、既に、17匹も授乳中の子を引き取っています。

17匹中何匹の子を里親様へ繋げる事が出来るかによって、運営状態も厳しく成ります。

せめて愛の肉球会が立て替えている諸費用の半金だけでも、里親様から譲渡諸費用として回収できればと考えて居ます。

里親様が見付からないと、当然ですが、餌代+猫砂代+施設の使用料が嵩んで行ってしまいます。

この難関を突破しない事には子猫の引取り依頼も受けれなくなってしまいます。

子犬も可愛いですが、子猫も可愛いですよ。

保護猫も視野に入れて、検討してあげて下さいましたら幸いです。