今年の3月に市民の方からの依頼により、出産から育児・譲渡までを引き受け3月13日~14日に掛けて10匹もの赤ちゃんを産んだお母さん犬が子供たちより一足先に、飼い主様の下へ帰って行きました。
今後はお母さんの母乳を飲む事が出来ませんから、免疫力が低下する一方ですので、今夜から10匹の子犬を連れて西宮へ行って来ます。
明日は、緊急役員総会を開催します。
議題は、
「センターに収容された子猫まで手を延ばして救助するのか?」
子猫を救助した時に、掛かる費用などを報告し総会で答えを出す予定です。
大まかな費用ですが、子猫(兄妹単位)を施設に迎え入れるには、必ず、猫エイズと猫白血病の検査を受けさせ陰性を確認する必要が在ります。(施設内感染を防ぐため)
ドライのキャットフードを食べれる様になるまでの、ミルク代や離乳食代
(粉ミルクや離乳食は物価高騰に伴い、値上げが凄いです)
例えば、粉ミルクでもこれまでは缶で1.200円前後で売られていたものが、今は、袋詰めとなり1.800円前後します。
離乳食も同様に1食分が100円で売られていたものが130円前後にまで高騰して居ます。
1匹だけ保護するなら大した差額には成りませんが、1日4回離乳食を8匹に与えると
8袋×4回=32袋消費します。
1袋30円の値上げだとすれば、32袋×30円=960円も経費が嵩むと云う事です。
里親様募集前に必ず混合ワクチンの接種も必要です。
この様に計算していきますと、1匹に付き10.000円くらいの経費が必要と成ります。
しかし子の計算は病気の治療費など一切含まれて居ません。
また、全ての子が譲渡できるとも限りません。
これまでの経験ですと、譲渡諸費用が10.000円ですと、里親様からの挙手がほとんどありません。
この辺りを総会で話し合って、現在の愛の肉球会の運営情況でどこまで運営が続行できるのかなど話し合って答えを出す予定です。
今夜の餌ヤリ監視巡回と、施設に居る子達の面倒はボラさんに託して行きます。
山口県の子達の事ばかりで申し訳御座いませんが、
山口県で、不幸な野犬ゼロと、保護動物の殺処分ゼロを目指して、成功例を残せれば、後を追随してくださる保護団体やボラさんが現れてくれると信じて、日々邁進して行きます。