岩国市で猫の多頭飼い崩壊が起こりそうです。

昨日、一通のメールが愛の肉球会へ届きました。

ただ内容が曖昧過ぎて、協力する事すら出来ません。

メールから一部抜粋

「猫ちゃんを家で飼っていたのですが、はじめの猫ちゃんを避妊手術していなかったために、家の中に20匹ぐらいに増えてしまったようなんです。正確な数は数えてません。」

「家の中も掃除が行き届いておらず、ゴミ屋敷で不衛生で匂いもすごいし、糞尿のお世話も出来ておらず、とても猫ちゃんたちには可哀想な思いをさせています。」

「どうかお手をお借りして、そちらで里親さんを見つけていただくことはできないでしょうか?」

要件はこの様な内容です。

飼育している猫の数も解りません?

病気や感染症に感染していないのか?

混合ワクチンは接種済みかもわかりません?

 

一応愛の肉球会と致しましては、20匹もの猫を引き取るだけのサークルも場所もスタッフも確保できませんので、

取敢えずは、依頼者様宅を掃除し衛生的にも、虐待と言われないような、飼育できる環境にして、

飼育を続けて頂きその間に、里親募集を行い1匹ずつでも確実に減らして行くのがベストかと考え、

依頼者様の協力無くて、一歩も前に進んでいく事は出来ない事案だと思いましたので、

今後の方向性を話し合って決めていきたい旨を返信致しましたが、連絡が無い状態です。

 

今は、動愛法により、スタッフ独り(8時間勤務)で20匹までと頭数も制限されています。

またメールの内容からして近親交配を繰り返し増えた子達だと思いますし、ワクチンの接種や医療にも掛けていないと予測されますので、その全てを当会で負担する事は不可能です。

感染症の検査+混合ワクチンの接種=これだけでも20匹もの費用を愛の肉球会だけで負担するなんて出来ません。

仮に全頭が健康だと診断されても、猫用の3段のケージを20匹分も用意し設置するスペースを確保しスタッフ(無償ボラさん)を独り用意するだけでも至難の技です。

 

打ち合わせをして出来る限りの協力をして殺処分だけは回避したくても、氏名も住所も電話番号も解らないのですから、手も足も出ないのが事実です。

 

これを記事にさせて頂きましたのは、依頼者の方が読んで連絡を頂ければとの思いからです。

 

また連日の様に、成猫の引き取り依頼の電話が掛かってきてますが、愛の肉球会が山口県内に施設を置かせて頂いた目的は、

周南市の野犬の殺処分問題を解決して行くためです。


最近は野犬も激減して居ますので、

出来る限り子猫の引き取り依頼にも対応させて頂いているのです。

 

愛の肉球会は決して飼育している子達の捨て場所では無い事を自覚願います。