同じ、センターから引き出された子なのに、「それぞれの団体によって費用が異なるの?」

明確に回答させて頂きます。

先ずは、保護施設の規模+保護頭数によって変わってくるかと思われます。

個人ボラは保護施設を保有していないので、第二種動物取扱業の申請を行わずして保護活動を行っていますから、保護施設の維持費・水光熱費は必要ありません。

 

次に、譲渡するまでの過程です。

動愛法に、則り譲渡するなら、48時間の目視によります健康管理後、体調を崩さなければ譲渡可となります。

愛の肉球会では、感染症の潜伏期間中(4週間)は健康管理を行っていますので、エサ代+ペットシート代などが嵩みます。

最後に、税金・補助金・助成金を受け取っている団体と愛の肉球会の様に、全てを寄付金+役員による赤字補填金で補っている団体とでは大差が出て当然だと考えています。

 

一例を挙げておきます。

山口県内の保護団体の中に、毎年1.000万円以上も税金を投入して貰っている団体があると、保護団体の調査を行った山口大学の調査結果を聞いた記憶があります。

愛の肉球会の年間の運営費用は、500万円~600万円です。

1.000万以上もの税金を投入してくれれば、運営だけでなく役員やボランティアさんへの報酬も出せます。

これが、譲渡諸費用の違いで、皆様の知らない闇の部分です。

 

本来動物愛護団体は、社会奉仕団体のはずです。

そこに税金を投入すること事態ビジネスです。

この様な団体が存在するから、実態を知らない人は、保護した子猫などを引き取るのは当然だと考えるのです。

保護した子を間違いなく引き取って欲しいなら、このように税金を投入して貰っている団体に交渉するのが一番です。

皆さんの納めた税金で運営を賄い、報酬を受け取っているのですから、引取りを拒否する方がおかしな話です。