現状のままでは、野犬の成犬は救われません、

周南健康福祉センターだけでも、ひと月に20匹前後の成犬が捕獲されています。

日本全国から成犬の里親に申し込みが在るのが、月に1匹程度です。

毎月19匹の野犬を救助していたら、保護団体は破綻してしまいます。

殺処分から救助されたから終わりでは在りません。

普通の家庭の子供に成って初めて救われる命です。

現行の動愛法ですと

野犬の成犬1匹を保護するのに3帖~4帖のスペースを必要とします。

それプラス、スタッフ一人に対して保護できる頭数は来年度から、20頭と成ります。

毎月20頭を救助するのに、60帖のスペースとスタッフ独りを増やし続ける必要が在るのです。

こんな事が現実可能だと思いますか?

 

私の考え方は、保護団体の役割は、野犬に人間を信じる心を開かせる事だと考えています。

人間は敵ではなく見方だと信じさせ、人間を敵対視する心を変えさせることです。

攻撃性さえ無くなれば、後は譲渡後に時間を掛けてでも里親様と信頼関係を構築して貰うだけです。

制御が出来る子に成るまでが、保護団体の役割で、後は里親様に引き継いで貰うのが理想だと考えていますが、

現実は、保護団体は人馴れしていない野犬の成犬を里親様に平気で譲渡しています。

保護団体も野犬の人間を信じる心を開くまでは、保護して譲渡すべきです。

一般のご家庭でも、野犬と信頼関係を築く努力をして迎え入れてあげて欲しいです。

 

皆さんに真剣に考えて欲しいのは、殺処分から保護団体が救助してくれたから、めでたしめでたしでは無いと云う事です。

いまのままでは、全ての保護団体は、運営破綻してしまいます。

そんな未来が待ち受けているのに、諸手を挙げて喜べますか?

 

野犬問題を解決するには、不孝な野犬がゼロに成るか?

引き取る里親さんが増えるかしか方法が無いのです。

両方を同時進行するのが一番正しい方法です。

 

他の団体の事は存じ上げませんが、愛の肉球会では、人間が制御出来るように成るまでは、施設で人間を信じる心を開かせるよう訓練して、それをクリアしてくれた子ばかり里親募集しています。

そのため、トライアル失敗率は低いです。

皆さんも不幸な野犬の成犬を救うために協力お願い致します。

愛の肉球会が譲渡させて頂きました、野犬の成犬の、譲渡後の咬傷事故は非常に少ないです。

愛の肉球会では時間を掛けて野犬の心を開かせています。

野犬の成犬でも、抱っこする事も出来ます。

そこまでは愛の肉球会にお任せください。

最後の信頼関係を築いてあげくだされば、お家の子に成れます。

愛の肉球会は、1歩も2歩も先の事を考え活動を行っています。

 

過去に起こした咬傷事故は1度だけです。

その事故は譲渡した日に、備え付けの棚の下に潜り込んでしまった子を、引っ張り出そうとして、リードがすっぽ抜けるほど引っ張りまわした後、身体を掴んで引っ張り出そうとしたところ噛まれたと云う事で、緊急の要請が入りましたので、救助に向かい、私が話し掛けて落ち着かせた後、抱っこして引っ張り出しましたが、素直に抱っこされ出せたので里親様が、譲渡した子を見て、家では幸せにしてあげるのが難しいという事で、譲渡キャンセルに成りました。