2つ前の記事に紹介した詞というか、散文というか、
作品「聞いてください」について、お話したいと思います。

よく心理学の講座や、カウンセリングの訓練、
傾聴の教室などで、この作品が取り上げられているようです。

とても意味深い作品なので、
皆さん出所を探されると思うのですが、
これがはっきりしない。

作品の紹介した記事の最後に、
「作者不詳」と書きましたが、これが現時点では事実です。

この作品を、著書で取り上げたのが、
たびたびこのブログで出てきています、レオ・バスカーリアさんです。
著書のタイトルが絶版となっている『LOVING EACH OTHER』(講談社・刊)なので、
この著書のタイトルを出所としていることも多いようですが、
それは誤りです。
この本の中に、「作者不詳」と書かれていますので…。


それはともかく、レオ・バスカーリアさんの「Love Class」の和名「愛の教室」と、
この作者不詳の詞「聞いてください」を拠り所に、
私のこのブログはメッセージを発信していきたいと思います。
私のこのブログのタイトル「Love Class」は、
『葉っぱのフレディ』の作者として知られるレオ・バスカーリアさんが、
南カリフォルニア大学で開講していたクラスの名称からいただきました。

ファミリーネームの読み方というか、訳し方が、
出版物・出版社でまちまちなので、
「レオ・ブスカリア」だったり、
『葉っぱのフレディ』の場合は「レオ・バスカーリア」だったりしていますが、
「レオ・ブスカーリア」が発音的には一番近い日本語表記のようです。

私は、『葉っぱのフレディ』で使われている「レオ・バスカーリア」が、
加藤諦三さんの著作などに登場していて、一番馴染みがあるので、
このブログでは、「レオ・バスカーリア」で統一しようと思います。

私の話を聞いてくださいと頼むと 

あなたは助言を始めます

私は そんなことを望んではいないのです

 

私の話を聞いてくださいと頼むと 

あなたはその理由について話し始めます

申し訳ないと思いつつ

私は不愉快になってしまいます

 

私の話を聞いてくださいと頼むと 

あなたはなんとかして私の悩みを解決しなければという気持ちになります

おかしなことに それは私の気持ちに反するのです

 

祈ることに慰めを見いだす人がいるのはそのためでしょうか

神は無言だからです

助言したり調整しようとはしません

神は聞くだけで 悩みの解消は自分にまかせてくれます

だから あなたもどうか

黙って私の話を聞いてください

話したかったら 私が話し終わるまで少しだけ待ってください

そうすれば私は必ず あなたの話に耳を傾けます


                                         作者不詳
ようやく納得のいくアカウントが作れたので、
2013年の12月のはじまりの日から、
始めてみることにしました。
よろしくお願いします。