【１時間目　社会】

みなさん、おはよう

４月５日の今日は、何の日だか知ってる～

今日はね、小笠原返還記念日なんですってよ～

１９６８年４月５日、

第二次大戦後アメリカの施政下に置かれていた小笠原諸島を

日本に返還する協定が締結され、

同年６月２６日に日本に返還されたの。

小笠原諸島と言えば、昨年６月下旬に世界遺産に登録されたばかりね

４０００万年以上前に海底の火山活動でできた小笠原諸島は

本土から１０００キロメートルも離れているとあって、

大陸と陸続きになることがなかったために、独特の生態系を保っているのだそう

場所を知らない子の為に、地図を載せておくわね♡

さて、この小笠原諸島は別名東洋のガラパゴスなんていう呼ばれ方もしているんだけど、

本家ガラパゴス諸島（エクアドル）が独自の生態系を構成している事から、

小笠原諸島もそう揶揄されてるのね。

ここでもう一つ、日本のガラパゴス化

という言葉を聞いた事があるかな？

これは、日本で生まれたビジネス用語の一つなんだけど、

ウィキぺディアから引用すると・・・

日本で生まれたビジネス用語のひとつで、
孤立した環境（日本市場）で「最適化」が著しく進行すると、
エリア外との互換性を失い孤立して取り残されるだけでなく、
外部（外国）から適応性（汎用性）と生存能力（低価格）が高い外来種が導入されると
最終的に淘汰される危険がある、進化論におけるガラパゴス諸島の生態系になぞらえた警句

つまりね、日本独自の文化や生活様式・思考等に合わせ、

日本市場独特の「ウケる」技術や商品、サービスの普及だけが進んじゃうと、

海外市場との互換性や統一規格に乗り遅れ、

国際的に競争力を失う・・・という事を危惧してる訳ね。

ふむふむ。これはこれで一理ある。

しかし先生が思うに、ガラパゴス化ってそんなに悪い事ばかりなのか

　と思うのよｗ

もちろん、自由主義経済を考えると、各国と競争し切磋琢磨しながら

より良い商品・サービスが世界中に普及し、

誰でも平等に（実際は国によって貧富の差もあり平等とは言えないけど）

その恩恵を受ける事ができれば、人々にとってとても有益な事ではあると思うんだけど、

その一方で、独自文化や民族性なんかを無視して何でも迎合しちゃうというのも、

なんだか味気ないな～というか、

個性（オリジナリティ）が無くなってしまって、つまんないな～と思うわけ。

そりゃ、統一規格とか互換性があれば、それだけ多様な可能性が拡がるのだから、

そのメリットは十二分にあると思うんだけどね。

自分のニーズに合わせて選ぶ　

という楽しさが無いな～と思うの。

拘りを持てないつまらなさ　とでも言えばいいかしらｗ

それにね、同じ品質で価格競争をしちゃうと、

どうしても外国の安い人件費を価格に反映させた商品に敵うはずがない。

では、どうすればいいのか？

やっぱり、日本本来のお家芸である職人技

（とは言っても、伝統工芸だけの話じゃないわよｗ）で、

日本独自の技術や文化や感性を大事にしてもらいたい。

特許なんかは、国際的にも権利がはっきりしていて守られる方向にあるけど、

この「技術」に関しては、特許取得していないものは、

どんどん海外へ流れてしまってる。

円高で価格競争に負けじと海外に工場を移転し、

生産コストを下げる事には成功したかもしれないけど、

代わりに得たものは、国内産業の技術の流出と技術を持った中小企業の経営悪化や倒産。

技術まで輸出してしまったら、海外でソックリそのまま真似されるのは時間の問題で、

同じ技術力を得た海外企業がその財力を生かし、

原料調達、人材、市場規模においてアドバンテージがあるのは明らかでしょ。

海外との競争に出るという事ばかりに気を取られて、

国内の大切な財産（人・技術・オリジナリティ）を守る事をしなかったツケが、

今の日本の不況を招いていると、先生はそう思ってるの。

大体さ、大企業の社長がね、目先の利益ばかり追求してるようじゃダメよね～。

本当に先を見通す目を持っていたのか、甚だ疑問よ。

あらゆるコストを下げ、海外市場を開拓する事が、

会社の利益ＵＰに繋がるという視点でしか物事を見られなかった罰よね～。

自国民と自国を大切に出来ない企業や政府は、いずれ必ず滅びるわ。

今からでもいい。大切なモノが何かに気付く時。

さて、日本はここからどう立ち直るのかな～

で、最終的に言いたい事はね・・・

小笠原諸島返還記念日もいいけど、

まず日本がアメリカから独立出来てからの話ねｗ

今日も、素敵な一日を～♪