珠玉の名シーン、

焚火の場面（前回）の続き。

セリは

「私の人生は乗り間違いの連続」

と言います。

英語では

”Throughout my life,

I always felt like　

I was on the wrong train.”

となっていました。

「人生を通して、私はいつも

間違った電車に乗っていると感じていた」

が直訳でしょうか。

「だから一度は

途中で全て投げ出したくて

どこにも行きたくなくて

飛び降りようとした」

セリはスイスで命を絶とうとしていた

過去があることが別場面で明かされますが、

その時のことを示唆している場面です。

英語では

”One time,I wanted to give up.

I didn't want to go anywhere.

So I thought about jumping off the train.”

と、「電車から」飛び降りようと考えた、

という表現になっていました。

そのあと、セリは

「今の私を見て」と笑いながら言い、

「とんでもない乗り間違いで

なんと38度線を越えちゃった」

と言います。

”I took the wrong train again,

and a very wrong one at that.

It even got me across the 38th parallel!”

「乗り間違えた電車が38度線を超えさせた」

という感じでしょうか。

セリにつられてジョンヒョクも笑顔を見せます。

（この笑顔がいいんですよねー）

その後、セリはジョンヒョクにこう言います。

「でもね、思いどおりにいかなくても
将来を考えてみて」

”Still,　you should think about the future
even if things don't always go as you wish.”

shouldはすべきである、というよりは

提案に近いニュアンスですので、

「願ったとおりにならなかったとしても、

将来を考えてみるといいと思うな」

とか、そんな感じでしょうか。

この後のセリフは連続で。

「私は、私が去ったあとも
あなたには幸せでいてほしい」

”I wish you could be happy　

even after I leave, Jeong Hyeok.”

「どんな電車に乗っても
必ず目的地に着いてほしい」
”I want you to arrive at the right station
no matter which train you take.”

そのまま味わいたい

素敵なセリフですね

３話の橋渡しのときは、

会えなくて残念、という感じでしたが、

『アフリカにも南極にも行けるのに（第3話）』☆ネタバレを含みます第３話、前半はあまり取り上げたいシーンがないので後半から。船渡し場に向かう車の中での、ユンセリとリジョンヒョクの会話。　　　　　　　　　…

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今回は、

「自分がいなくなった後も、幸せでいてほしい」

とジョンヒョクの幸せを願う表現になっていて

セリの思いがより深まっているのを感じます。

ドラマを通して、

セリとジョンヒョクは、お互いの幸せを願い続け、

それがこのドラマの魅力にもなっているのですが、

それは、

どんなに思っても一緒にいることは叶わないので、

相手の幸せを願うしかない、

ということなのだと思うと、

何とも切ない気持ちになります。

この後、

眠ってしまったセリに自分のコートを掛け、

頭をそっと自分の肩にもたせかけるジョンヒョク。

このシーンが・・たまらない

撮影地はモンゴルだそうですが、

壮大な景色の中、印象に残るセリフとともに

心に残る名シーンですね

使用画像：全てNetflixより

あなたには幸せでいてほしい（第5話）