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「すべてがFになる」

全11話

[評価]
ストーリー:3.6
音楽:3.9
作画:4.0
キャラクター:3.7
演出:4.2

総合評価 19.4/25.0 [B]

[感想]
*一部ネタバレ有り

謎解きのシーンや死体が部屋から現れる演出、ラストなどの演出は見事。毎話毎話引き込まれていく。

ストーリーとキャラクターが腑に落ちない場面が何点か。
切断した手足はどこへ消えたのか?
それではPCに残されたメッセージを書いたのは誰(どちら)だったのか?

西園寺がゼミの仲間にペラペラとはなしてしまうシーンや一人で突っ走っていくシーンは少しイライラした。
もう少し頭の良いキャラクター設定だったのではないだろうか?最後のシーンではあそこまで真実が露呈していて自分の意見に固執していたのは彼女の才覚あふれるキャラクターとしては頭の悪すぎる行動。
もう一人の主人公、犀川創平の簡単な掌返しも不自然だった。

とはいえ、推理をしながら見るのは楽しかった。私は「すべてがfになる」とは『family 』の事だと考えていた。
真賀田博士は多重人格である。そのために人を殺して自分の『家族』に加えていくのだ。
それだけにオチが「そんなわけないだろ」というワンサイドな結果だっただけに残念だった。