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「残響のテロル」

全11話

[評価]
ストーリー:4.0
音楽:3.8
作画:4.4
キャラクター:3.8
演出:4.2

総合評価 20.2/25.0 [A]

[感想]
*以下一部ネタバレ有り

現代社会を痛烈に風刺した非常に面白い作品。
やや大げさではあるがアメリカと日本との関係を皮肉的に描写している。
作画がとにかく綺麗。新宿の都庁が崩れるシーンは中でも美しかった。その他でも細かいメカニックや戦闘機の作画がなどが丁寧。

11話しかなかったからだろう。やや駆け足になってしまったのが残念。
バイブの行動などが意味不明になってしまっていた。

とはいえ、『人を殺さないテロ行為』という発想が面白かった。
いかにして人を傷つけずに社会の目を向けさせるか、ツエルブとナインの策略が光っていた。

成田の場面などはやり過ぎ感もあるが、普通に手に汗を握る頭脳戦だった。
ラストで原子炉に仕掛けた爆弾で米軍を脅すも射殺されるシーンは残酷なまでに現実的だった。

一度は見てもらいたい作品だ。