こんにちは![]()
42歳会社員のaineです。
35歳で結婚、36歳から不妊治療を始めて早6年。
不妊治療を経て、現在は特別養子縁組で
子どもを迎えるために動き出しています。
過酷を極めた、6年に渡る不妊治療。
不妊治療中に私を苦しめた要因は
上げればキリがないほど、たくさん思い浮かびます。
ですが、
その中でも1番私の心を蝕んだのは
1500万円が消えたこと
これにつきます。
消えた、というか、
溶けた
この感覚が1番近い。
不妊治療費として消えた1500万円。
全額、私の貯金から捻出したお金です。
私は新卒から勤めている企業で、
営業→人事→管理職としてキャリアを形成してきています。
入社した20年前はまだベンチャー企業、
営業一期生として同期入社した5名の戦友も、
3年目を迎える頃には
みんないなくなっていました。
20年目を迎えた今こそ、
会社規模は10倍以上になり、上場企業となりましたが
とにかく最初はヤバかった。
仕事はやりがいがあり、
自分が会社を背負って大きくするんだ!と
ガムシャラに、馬車馬のごとく取り組んでいた20代。
会社規模が大きくなるにつれ、
若手を育てねば!と
使命感を持って取り組んだ30代前半。
サービス残業、土日出社当たり前、
タクシー帰りも厭わず働き続け、
文字通り死ぬ気で稼いだ1500万円。
私にとっては、
命を削って得た報酬=自分の社会的価値・存在意義
であるお金が、
不妊治療によって
しかも何の成果にも繋がらず
何の形にも残らず
ただ、目の前で溶けていくだけ
この事実が何よりも精神的ストレスになり、
心を蝕んでいきました。
ちなみに、夫は費用的な負担は0。。。
仕方ないです。
不妊治療は私が言い出したことだし、
不妊の原因は私にあるし、
そもそも収入差も2倍以上ある。
自分の金銭的負担が重いことへの不公平感は納得していました。
ただ、
それによりかかる精神的負担が私にばかりかかる現状には
納得いっていませんでした…
とにかく、消えた金額が1500万円に達したとき、
もう耐えられない
と率直に感じました。
「金銭的に生活ができない、耐えられない」
からではなく
これ以上は
わたしの血と汗と涙の結晶を、
わたしが社会に向けて紡いできた存在価値を、
わたしが社会で生きた証を
失うことは耐えられない
そう感じたからです。
不妊治療にかける思い(今思えば、執念、執着に近かった)が強まれば強まるほど、
終結する判断は痛みが伴いますが、
お金を失う=わたしが生きた証を失うこと
との天秤の中で、これ以上は厳しい、
と思えたのはある意味救いだったかもしれません。
