本日はリサイクルショップで見つけた懐かしい航空機のプラモデルをご紹介します。

 

 

 

 

 

ポピーという会社から発売されていた“架空戦記3”です。WW2時代のドイツの試作機や計画機をライナップしたなかなか渋い製品です。発売当時(もう20年近く前だと思います)から幾つか買って組み立てましたが、今回久しぶりにリサイクルショップで同製品を見つけ、懐かしさのあまり買ってしまいました( ´ ▽ ` )

 

 

 

 

 

ラインナップはこちら。「メッサーシュミットMe262」「フォッケウルフFw VTOL」「ハインケルHe P.1078」「メッサーシュミットMe163C」となります。何も実用化はされず計画や試作の段階で開発が中止された航空機ですが、かなり個性的で当時としては非常に先進的な機体ばかりです。実際に試作機が作られたり、モックアップが作られた機種もあったそうで、戦局の変化によってはもしかしたら実用化されていたかもしれません。

 

製品自体はブラインドパッケージ式で何が入っているかは開けてみるまで分かりませんが、今回は中古品ですから開封品となりますが未使用品です。

 

 

 

 

 

 

当時から私のお気に入りはこの「フォッケウルフFw VTOL」。UFOを連想させる円盤翼機です。機体は彩色済みで9割が組み立て済みとなっています。ランディングギアとキャノピーを接着させて、デカールを貼るだけというとてもシンプルで組み立て易い仕様になっているのが良いですね。因みにスケールは1/144となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

フォッケウルフFw VTOL。滑走路を必要としないVTOL機の開発はドイツだけでなく、アメリカやイギリスでも当時から行われていました。このFw VTOLは胴体中央にヘリコプターの様な大きなローターを持ち、ジェット動力でこれを回転。機体後部にあるノズルからのアフターバーナーで前進力を得るという設計です。この塗装は“水上偵察機”バージョンです。

 

 

 

 

 

ローターはトルクを打ち消す為に2重反転式となっています。この独特な形状は非常に個性的であり、個人的にとても好きな機体です。もしこんな航空機が空を飛んでいたら流石にUFOだと勘違いしそうですね(°▽°)

 

 

 

 

 

 

右側の黄緑色の機体は当時購入した“テスト塗装機”バージョン。円盤翼機はVTOL /STOL機として試作された航空機が幾つかありますが実用例はありません。一番有名な機体はアメリカのヴォート社が開発した「XF5U フライングパンケーキ」でしょうか。円盤翼機にはVTOL性能が期待出来るというメリットもありますが、そもそも航空力学的に安定した飛行が難しいという問題があり実用化に至っていません。

 

 

このフォッケウルフの円盤翼機も理論上は飛行が出来そうですが、どれくらいの推進力を得られるのか、また機体のコントロールはどの程度出来るのか。そもそも垂直尾翼も小さいですし、安定した飛行はかなり難しそう…。機体の制御をコンピューターによって行うフライ・バイ・ワイヤ技術を用いれば安定した飛行が出来そう??なんて想像してしまいますが、果たしてどうなんでしょうか(*≧∀≦*)