本日は久しぶりにモデルプレーンのご紹介。リサイクルショップで見つけたダイキャスト製旅客機モデルです。

 

 

 

 

 

かつて週刊誌として発売されていたデル・プラドコレクションのモデルプレーンとなります。機種はコンコルドスキーと呼ばれたコンコルドに似た超音速旅客機、Tu-144。スケールは少し中途半端ですが1/350スケールとなります。

 

 

 

 

 

 

 

このTu-144はプロトタイプモデルで、実際に量産されたTu-144sとは違う飛行機です。NATOコードネームでは“チャージャー”という愛称がついているTu-144ですが、コンコルドを真似した作られたとされている為、もっぱら“コンコルドスキー”と呼ばれていました。しかし、初飛行はなんと本家コンコルドよりも2ヶ月早かったのですから、開発国であるソ連の威信をかけていたと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

量産型のTu-144sとの違いは、機種部分のカナード翼がないこと、4基のエンジンが胴体の中心部分に寄って装備されていることなどがあります。コンコルドもそうですが、量産型ではエンジンはより外側に装備されています。

 

 

 

 

 

当初は単なるコンコルドのコピー品であるとされていたTu-144ですが、量産型機ではコンコルドとは違う主翼形状を採用し、機種部分には可動式のカナード翼を装備するなど独自の要素が取り入れられました。しかし、肝心要のエンジン性能が悪く性能を発揮出来なかったこと、エンジン性能の低さ故により燃費が悪化し経済性が最悪だったこと、安全面で大きな問題があったことなどから、生産機数も少なく運行期間も短くなってしまいました。

 

 

個人的にコンコルドは大好きな旅客機ですが、それと似て非なるTu-144も大好きな旅客機です。ちょっとマイナーで知名度はイマイチですが、そこが良いのですよね〜。