新しいレゴトレインが完成致しました。今回は常磐線特急の「ひたち」で活躍したJR東日本の651系電車(0番台)を製作しました。

 

 

 

1989年にデビューした651系。それまでの特急形車両とは大きく異なるデザイン、スタイルで当時としてはかなりインパクトのある車両でした。特に白塗りの車体は新鮮味がありました。

 

 

 

実車は7両+4両(付属編成)の11両での運行が主でしたが、今回は付属編成側の4両を作りました。ですからグリーン車はありません。7両というなが〜い編成も魅力ですが、レゴではこのあたりのボリュームが組み立てるのも、走行させるのにも丁度良い感じです( ´ ▽ ` )

 

 

 

 

 

 

 

先頭車両クハ650/651形。ボンネット部分はカーブスロープとウェッジプレートを使い表現。上部のグレーの塗り分けはカーブスロープを用いてみました。ヘッドサインは黒一色でライトはオミットしています。実はLEDのヘッドサインを鉄道車両で初めて採用したのはこの651系なんです。

 

 

 

 

 

 

屋根上はタイル仕上げですっきりと。クーラー部分との段差を表現したかったので、定番の1×2スロープは使用せず、タイルでシンプルに仕上げました。また行き先表示は当時の“スーパーひたち”風に赤と青にしました。

 

 

 

 

 

パンタグラフ無しの中間車モハ651。レゴではこちらが動力車となります。窓の表現ですが、2×2トランスブラックのパネルを使用しています。ここはより大型な2×3パネルとどちらにするか悩みましたが、窓数のことを考えて今回は2×2パネルとしました。

 

 

 

 

 

 

パンタグラフ付きの中間車モハ650。交流直流両用車ですから、パンタグラフ周辺は機器類でごちゃごちゃしています。当時は菱形パンタグラフで、後に1000番台となるとシングルアームに変更となりました。

 

 

 

 

 

 

付属編成と言うと多少地味な印象ですが、4両編成の“スーパーひたち”運用もありましたし、2017年から2020年まではいわき〜竜田間で普通列車としても運用されていました。普通列車に651系と言うのはなんとも贅沢で、乗車券だけで乗ることが出来ましたからかなりお得な列車でしたね!

 

 

 

現在は1000番台が高崎線及び吾妻線の特急“草津”と、上野〜高崎間の“スワローあかぎ”“あかぎ号”の運用と細々とした活躍となっています。そして今年の3月のダイヤ改正で運用車両が変わることが決定しています。かつて「タキシードボディの凄いやつ」として華々しくデビューした651系もついに終焉の時が近づいてきている様です。

 

 

今後は651系の活躍を懐かしんで、グリーン車を作って編成を長くしたり、現行の1000番台を作りたいと思っています。