今回は1999年に発売されたレゴシティのセットをご紹介します。
#6432 Speedway Transport。レーシングカーを運ぶカーキャリアーの
セットです。暗黒時代真っ只中の1999年発売、パーツ数は147です。
箱絵からはそれなりに良い雰囲気を感じられますが。果たしてどうでしょうか…。
箱を開けるとディバイトパッキングされた袋が。ただ今の物とは違い
袋ごとに完成品が描かれており、袋1つでその作品が完成するようになっています。
まずはレーシングカーから。何だかゴーカートに毛の生えたようなデザイン!?
四角くてスピード感がありません。ミニフィグも載っているだけ、という印象。
これは微妙な感じです。流石は暗黒時代!!ダークサイドの香りが漂っております。
気分が少し落ち込みましたが、次はトレーラーを牽引するトラックを組み立て。
これは意外と!?いい感じのデザインですね!!
注目はやはりこのメタルブロック。これだけでもセットの価値が上がります。
ミニフィグと。ミニフィグはトラックドライバー1人と、
レーシングドライバー1人がついています。
トレーラーを接続。レーシンカー2台を乗せることが出来ます。
トレーラー後部のゼブラ模様のクリップタイルは、プリント仕様です。
レーシングカーはショボイですが、トレーラーはなかなか良いですね!
4〜5幅車で全長が長くなければ、他の車も乗せることが出来ます。
さて1999年製のこのセット。同じようなカーキャリアーセットである
1996年発売の#6335 Indy Transportと比べてみましょう。
◉#6335 Indy Transportの紹介記事はこちら◉
#6335の方は3台乗せる事が出来るので規模的に少し大きいですが、
僅か3年でかなり製品デザインが違う事が分かります。
#6335の運転席周りと比較すると明らかに今回ご紹介した#6432は
デザインが簡略化されていますね。チープで子どもっぽい印象を受けます。
実際ブロック数#6335は409個なのに対し、#6432は147個と半分以下です。
レーシングカーの台数が違うとしても、これだけブロック数が違うと
やはり出来栄えも相当違ってきますね。
このように1990年代後半からは、デザインの簡略化がどんどん進みます。
大雑把なデザインとそれを構成する一体型ブロック。そこには
本来のレゴらしい、実物をおもちゃとしてデフォルメしそれらしいデザインに
落とし込む、というような工夫はありません。
このような製品ばかり発売されていたのですから、
それはファンから“暗黒時代”と呼ばれるのも無理はないですね。
今となっては貴重な物もあるので懐かしむのも良いと思いますが、
当時のレゴファンの失望は大きかったでしょう。
(実際私もこの時期はほとんどレゴに触れていませんでした)
最近はブロックの種類やカラーも抜群に増え、製品シリーズも
かなり細かく細分化されてきています。また「大人のレゴシリーズ」も
展開されるようになりました。このまま1980年後半から90年前半のような
レゴ黄金時代が再び訪れるのか!?今後が楽しみであります。
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ainchan@ryoryo101010今日は列車に乗って北へ向かいます。ランチはこれ。 https://t.co/7fy3qFUafe
2020年08月08日 11:10
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