今回は自動車産業界でも特に老舗である“パナール”というメーカーの車を参考に初期(1890年代)の自動車を作ってみました。パナールはフランスの自動車メーカーで19世紀末から自動車生産を開始し、当時の最先端技術を多く開発しました。今では当たり前ですが、FR(フロントエンジン・リアドライブ方式)を開発したメーカーであり、自動車レースでも数多くの功績を残しています。

 
 
 
 
 
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パナール・ルヴァッソールの初期モデルです。今の自動車とは全く違うモデルですが、非常にエレガントで美しい車です。ネットで調べると赤と黒に塗装された車の写真があったのでそちらを参考に組んでみました。完全な再現モデルというよりはパナールを参考にした初期の車という感じでしょうか。
 
 
 
 
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もちろんミニフィグも乗せられます。この当時の車は運転席が高い位置にあるのが特徴ですね。一応後部座席も簡単ではありますがは表現しています。こちらはミニフィグスケールにしてしまうと車体が大きくなりすぎ、バランスが悪くなるので形だけ再現しています。
 
 
 
 
 
 
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もう一つカラーリングを変えて作ってみました。こちらは後部座席が無いタイプで、レースカー仕様をモデルとしています。
 
 
 
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後部にはスペアタイヤを装備。本来ならこのようなレトロな感じのゴム付きタイヤにもバリエーションがあれば良いのですが、パーツが無いので仕方ありませんね。またメインタイヤで使っているのは馬車用のホイールですが、前輪の直径12.5mのホイールは絶版品なんですよね。80~90年代のお城シリーズに使われていた小振りのホイールです。
 
 
 
 
 
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パナールをモデルにした初期の自動車。実際にこのモデルは現在でも保存されているそうで、非常に貴重な車と言えます。美しいフォルムが一際目立つ車ですが、現在の車と違って運転するのは相当大変だそうです。
 
愛知県にあるトヨタ博物館にはこのパナール・ルヴァッソールが保存されているらしいので、機会があったら見に行きたいと思っています。