被災者の方は食い入るように、子どもたちの書いた手紙を読まれたそうです。

私は3年ほど南予地方に暮したことがあります。子ども好きで、子どもに優しい方が多い土地柄でした。スーパーなどで、泣きぐずる子供に手を焼いていると

「そがい小さい子を、泣かしちゃいけんよ」

と、優しく声をかけられたものです。

「子どもがかわいそう」というより、「まぁ、大目にみなさい」といった色合いが強い言葉でした。

子どもたちの書いた手紙が、少しでも子ども好きの南予の方々の心を元気にできたら良いなと思いました。

昨年、7月の豪雨災害の際には、SNSを通じ支援物資の要請や災害現場の写真が拡散され、友人たちからもたくさんのエピソードを聞きました。

吉田在住のご両親が、買い出しや水を取りに来るついでに、孫(友人のお子さん)の好物を買って来てくれたこと

水道が使えない折には、「おばあさんは、川に洗濯に行くよ」と笑いながら本当に川で洗濯していたこと

数日ぶりに両親と電話が繋がった時に、愚痴もこぼさず「大丈夫だから、心配しないで」と笑っていたこと。

南予の方々の辛抱強く、たおやかで、明るい人柄は、未曾有の大災害の前に少しも変わらないのでした。

そして、住職もそうした方々の状況に辛いと感じる一方で、たくさんの元気をもらったとおっしゃっていました。