二郎が見たものって、たぶん、イケブクロは出くわす頻度が高いと思います。

 

 いま少しだけ調べましたが、東イケブクロには昔、拘置所があったんです。その拘置所は、ああ寂雷先生ご存知でしたか?特殊な裁判をするための、拘置所だということ。

 

 サンシャインや、二郎の言う西口付近でも、けっこう目撃されるみたいです。

 

 拘置所に、かつて送還された人たちが。

 

 ボロボロの服って、二郎、それ、たぶん拘置所で着せられていたものかもしれないね。

 

 ボードゲームで遊んだ帰り、たまに、聞こえるんですよ。

 

 きれいにそろった、行進をする足音。

 

 彼らのなかでは、時間は、止まったまま、動いていないのかもしれません。

 

 僕の話は、これで終わります。