中華街で、手広く商売をしている台湾料理店の支配人から聞いた話だ。

 

 台湾南部、高雄にある渓流で男女5人がキャンプをしていた。

 そのうちのひとりが、釣りをしていたところ、大きめのティラピアが釣れたそうだ。

 

 これは大物だ、と皆はしゃいで、早速焼くことにした。

 めいめいで箸をつけ。身をほぐしながら食べていると、

「魚の肉は、うまいかい?」

 と、老婆が問いかけるような声が聞こえた。

 

 しかし、あたりにはそんな人影はどこにもなかった。

 気のせいだろうと思っていると、「あっ!」と仲間が声を挙げた。

 

 ティラピアの口が、ぱくぱくと、会話をしているように、動いていたそうだ。

 

 彼らは身を吐き出し、写真だけ撮るとその場をあとにした。

 

 翌日、ティラピアをつりあげた男は心不全を起こして亡くなった。

 

 写真にうつったティラピアにはくっきりと、老婆の顔が浮かび上がっていたそうだ。

 

 以上、食に関する都市伝説についてだが、いかがかな?

 

(出典:Odd Cactus「前五名台灣都市傳說」You Tubeより)

 ※銃兎への愛で翻訳しました、動画の字幕。