秀香穂里さんのBL本「愛執の鎖」を読みました♪

男どうしの「昼ドラ」です。


秀 香穂里
愛執の鎖

秀さんの作品で、佐々木久美子さんの美麗キラキライラストなので、

あらすじも読まず(オイオイ)飛びつきました。


シックでアダルトな雰囲気の作品でした。

可愛らしさは、ないです(笑)。


でも、佐々木さんのアダルト絵の魅力と相まって、

自分的にはかなり好みでした。


(ネタバレ少々含みます)


35歳、三浦は、大手都市銀行の課長。

結婚前は女性と浮名を流したモテ男。


硬い仕事について、妻も娶り、

何もかも順風満帆のはずだった。


酔った弾みで、

6歳年下の部下、大石に抱かれるまでは――。


一晩限りのはずが、

強引な大石に流されるように、

男とのセックスに溺れていく三浦。


部下との関係が周囲にばれたら銀行員として身の破滅。


わかっているのに、

男を抱くのに手馴れた大石の愛撫から逃れられない。


エロシーンがエロいラブラブです(笑)。

秀さんですから。


攻めの大石が、

また異常に執着系の男。

眼鏡くんです。


臆面もなく、

上司である三浦に

「好きです、セックスしたい」と迫ってくる。


過去に愛した男を大石が拘束監禁するエピソードメラメラが、

ちらりと出てきますが、

かなり萌えました。


このあたりのところを、もうちっとツッコンで書いていただきたかった・・・。


ついでに三浦を監禁してくれればもっとよかったです。


大石との関係にのめりこんでいる間に、

三浦の妻は、

しっかり男と子供を作っていました。


いきなりの三行半!!


信じきっていた妻の裏切りに意気消沈の三浦に、

追い討ちをかけるかのように、

大石が別れを切り出してくる。


「あんなの俺のこと、好きだって言ってたのに」

大ショックの三浦くん。


妻のいる家庭も大事、

仕事上の体面も大事、

そして、大石との火遊び的な関係も捨てたくない・・・。


そんな三浦のずるい態度に、

大石がけじめを求めたんですね。


それに対して、三浦の取った行動は――。


びっくりでした。

小心者のあいにはとてもマネできません。。。

恋に狂った男の底力を見せつけられました。


大石の愛執の鎖に縛られて、

末永くお幸せに暮らしていただきたいと思いますラブラブ