『草原の実験』
ロシアの作品です。
セリフが無い。
なので、字幕も無い。
映像と、音と、音楽のセカイ。
草原に立つ一軒家に、父と二人で暮らす少女。
つきあってる男の子もいたりして
でも、後から知り合った別の男子のことも気になって
ちょっと戸惑ったり、嬉しかったり…。
周囲に遮るものの無い草原はとにかく綺麗で
少女はとても美しく、その表情や所作から、真面目さや誠実さも伝わってきます。
確かに素敵なんだけど、ただ「綺麗」なだけでは終わらない。
物語の進行とともに、どこか引っかかる、不安のようなものを含みながら、美しい映像は展開して行くのです。
この映画のコピーの一部に「衝撃のラストに言葉を失う」とありましたが、自分の予想が当たってしまい「ああ、やっぱり」って思い、ラストのことなど考えなきゃよかったって、ちょっと後悔しました。
興味のある方は、ぜひ!



さて、
11月と12月の鹿児島では、計6本映画を観ました。
時間つぶすのに、行く所ももう無いし、やることも無いし。
なので、ちょっとその映画のことでも書こうかな。
観たのは次の作品たち。
◆『ボーイソプラノ~天使の歌声』
素行の悪い少年が、美しい声の才能を生かして活躍する話。
◆『白い沈黙』
少女を誘拐された両親が娘を探し出すサスペンス系。
でも、犯人がなぜこの少女を狙ったのか?動機がいまいちよくわかりませんでした。
◆『新幹線大爆破』(新午前十時の映画祭にて)
高倉健さん主演の1970年代の作品。時代背景に、格差社会の広がりなど、現代の世相に通ずるような一面もあり。しかし映像時間の長い作品。偶然が偶然を呼んでいるのか?普通は起こらないことが起きすぎていて、後から考えるとちょっと笑えてしまう。でも観ているときはハラハラドキドキ(笑)
今観ても、超豪華キャストです。ツボだったのは、山本圭さんと、藤田弓子さんでした。藤田さん、ちょー美人。
◆『死の街を脱(のが)れて』(若尾文子映画祭にて)
若尾文子さん出演の1950年代の作品。もちろんモノクロ。
第二次大戦後中国から日本へ帰るために、女性と子供だけで、命がけで大陸を横断する人々の話。この作品は凄かったですよ。出てくる女優さんの髪型は、作品の中では乱れてる設定なんだろうけど、なぜか現代的に見えてしまった。昔の女優さんは本当に綺麗です。
◆『ベル&セバスチャン』
大型犬のグレートピレネー、ベルと、アルプスの山岳地区におじいさんと住むセバスチャン。
犬と少年の交流を描いた、心温まるハートウォーミング系かと思いきや、全然違いました!
映像はかっこよく、雪山の雪とその冷気がものすごく伝わってくる作品。
時は第二次世界大戦にナチスの支配する時代。その時代ならではのストーリーとなっております。
原作は、過去日本で『名犬ジョリィ』というタイトルでアニメ化されてるらしいです。
◆『黄金のアデーレ・名画の帰還』
第二次世界大戦中、ナチスに強制没収された絵画を取り戻そうとする主人公。
ただ、絵画をどうやって取り戻したのか…という過ていよりも、主人公の女性にとっての戦争の苦悩というものが、とても丁寧に描かれていて、印象的だったのはそっちでした。
オーストリアからアメリカに身ひとつで夫とともに亡命する時のシーンなどは、ドキドキしました。
没収されてしまったものは、その絵以外にも沢山あったのに、ただただ、その絵だけにこだわった彼女の想い、そして力を貸した若い弁護士の想いが…。

はい、ということで
なりきり映画レポートでした。
何に、なりきり?
(笑)



さて、日々の空腹は、まだ続いています。
あ~
はら減った
いつまで続くのやら。
(・ω・)/

