Visualize the Invisible -30ページ目

Visualize the Invisible

データとAIを使って、混沌とした世界を「見える化」したい。

 


Nancy Tengler氏(LAFFER TENGLER INVESTMENTS CEO)インタビューです。

面白かったので、訳してみました。

 

OpenAIによれば、今後のAIのデータセンタには20ギガワット規模の電力供給が必要になるとされています。

現在、多くの企業がテキサス州にデータセンターを構えており(メタは20ギガワットサイズのデータセンタを構築)、その電力供給はミッチェル・エナジーロングフェロー・エナジーといった天然ガス企業に依存しています。しかし、すでに電力グリッドの逼迫(グリッドプロブレム)が顕在化しており、供給の安定性に懸念が生じています。

こうした中で注目されているのがフォトニクス技術です。まだ実用段階には至っていないものの、低消費電力での高速データ処理を可能にする技術として期待されており、今後のインフラ構築(buildouts)が不可欠とされています。

Oracleの共同CEOも、「どれほど需要があっても、十分な電力供給がなければデータセンターは“高速”な性能を発揮できない」と指摘しています。

フォトニクス技術の実用化に向けては、Coherent社のような企業が注目されています。同社は、量子コンピューティング分野のニーズに対応する形で、フォトニクスの応用を進めているとのことです。

私たちLAFFER TENGLER INVESTMENTSでは、「Macro Cycle Strategy」という長期視点の投資戦略を掲げています。宇宙、ロボティクス、量子コンピューティング、核融合といった次世代技術に注目し、次の変革の波を起こす企業を見極めています。

その一例がQuanta Servicesです。同社は、老朽化した電力グリッドの近代化に取り組んでおり、現在300億円相当の受注残(バックログ)を抱えています。