おはようございます。

大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている、「エマブール」の小川敬子です。

 

 

 先週のブログでエアブラシメイクのデメリットとメリットについてくわしくお話をしたのですが、今日はそのときに少し触れた、あたらしく仕入れたファンデーションのことをご紹介したいと思います。

 

 

 

 わたしは今回ダイナーで、専用のクリーナーとファンデーションを買いました。

 


 ダイナーのクリーナーはほかのメーカーさんよりも量は多いのですが、ファンデーションは量が少ないのに高いんですよね…。
そこがネックに感じていたりします。

 

 エアテックス社製のエアブラシを買ったときにファンデーションを購入していたのですが、今は少し肌色の明るいベージュしか手元に残っていません。
ほかのメーカーのファンデーションと混ぜるわけにはいかないですし、かといって製造されていないので買うこともできません。

 

 この色だけではさすがにいろいろな現場で対応させることができなくなったことが理由で、ダイナーのファンデーションを買ったというのが1番の理由です。

 

 ダイナー以外にもエアブラシ用のファンデーションを安く販売しているメーカーさんもあるのですが、こちらは色のバリエーションがどちらかというと暗いものが多く、明るい色も極端に白に近い色になるので、肌色を作るのに時間がかかるため購入することを止めました。

 

 

 わたしがダイナーのファンデーションで気になっていたのが、水性であるということ。
水性ということは汗や水に弱いということですよね。
 

 それでは2時間の撮影であったとしても、夏場の汗をかく季節には対応できません。

ですがじっさいに使ってみると、ぜんぜん水を弾きます(笑)
これであれば真夏の撮影でも使えるので一安心です。
また、エアブラシ専用の化粧水をファンデーションをした肌の上から重ねてもみたのですが、もちろん崩れることはありませんでした。
(実験の仕方が極端ですよね(笑))

 

 エアテックス社製のファンデーションとくらべると、配合されている粉の量はダイナーの方が多いように感じます。
 

 これはエアテックス社製のメイク用のエアブラシはファンデーションを吹き出す穴のサイズが0.2mmなのに対し、ダイナーのエアブラシは0.3mmと少し穴のサイズが大きいからだと思います。

 

 穴のサイズが大きいということはそれだけファンデーションが詰まりにくいということ。
そのためシャバシャバ感はエアテックス社製のファンデーションの方が強いように感じます。

 

 とはいえやはり色のバリエーションが多い方がさまざまな色を作りやすいですし、エアブラシはファンデーションの性能よりも、吹き出す風量調節が仕上がりを大きく左右するのでまったく問題ありません。

 

 わたし個人として欲をいえば、もうすこし油分を増やしてファンデーションだけでもツヤを出すことができたら最高なのになと思いました。

 

 

 エアブラシは、とてもうつくしいメイクアップを実現することのできるメイク道具ではありますが、とても困ったことに肝心のファンデーションを取りあつかっているメーカーがどんどんなくなっています。

 

 

 わたしはもともと「ACA」というメーカーのエアブラシを使っていたのですが、こちらがある日、エアブラシや専用のファンデーションの製造・販売を止めてしまったんです。

 

 そこから今使っているエアテックス社のエアブラシへと買い替えたのですが、残念なことにここもファンデーションの製造・販売を止めてしまいました…。
*エアテックスはメイク専用のエアブラシの販売は行っています。

 

 どちらも製造を止めた理由が、メイク分野においてエアブラシは浸透せず、販売が伸びなかったからだそうです。

 

 これだけ良いメイク道具ではあるのですが、普及しないという点で考えられることが、

・価格が高い
・メイクの仕方がむずかしい
・洗浄が面倒

だからだと思います。

 

 エアブラシの価格は本体だけで30,000円前後します。
そこに1本2,000~3,000円のファンデーションを買いそろえなければなりません。
そしてエアブラシを洗うための専用クリーナーも必要。
けっこうコストがかかってしまいます。

 

 また、はなれた位置からファンデーションを吹きかけていくのですが、レバーを引いてファンデーションを吹き出すときの風量の調節がむずかしかったり、肌色の上に肌色をうすく重ねていくので、どこにファンデーションがのっているのかが分からず、気づけばものすごくムラになって仕上がってしまうことも。
 

 わたしもエアブラシメイクの講習を受けるまではこれがまったく分からず、エアブラシを使うことができませんでした。

 

 そしてエアブラシを使った後の洗浄。
 

 専用のクリーナーをカップに入れて洗浄し、最後に水をカップに入れてすすげばあるていどファンデーションを落とすことはできますが、これだと中に微量に残っているファンデーションが固まってしまい、つぎに使うときにスムーズにファンデーションを吹き出すことができないばあいがあります。

 

 そのためわたしは帰宅後かならず毎回、小さなブラシを使って大まかな洗浄をするようにしています。
そして月に1度はエアブラシを分解して洗浄をしています。

 

 

 わたしは分解して洗浄することはそこまで面倒に思わないのですが、手間がかかるのには変わりないですよね(苦笑)

 

 あと、結婚式や撮影の現場は秒刻みで時間が区切られています。
そのためエアブラシを簡単に洗浄することもできないときがあります。
これが原因でファンデーションがエアブラシの中で固まってしまい、エアブラシを1本買い替えなければならなくなったこともあります。

 

 それでもカバーメイクをうつくしく仕上げられる点や、メイク直しのさいにファンデーションの上からエアブラシ用のファンデーションを重ねても厚塗りにならず、手早くキレイにメイクを修整できる点はほんとうに優秀なので、わたしは使うことを止められません(笑)
かわいい子ほど手間がかかるではありませんが、わたしにとっては無くてはならないメイク道具です。

 

 

 今回エアブラシの本家であるダイナーのエアブラシ用ファンデーションを買いましたが、本家だけあって色のバリエーションが豊富ですし、カバー力もあるのでとても良い感じです。

 

 4色のファンデーションがそろったことで、よりうつくしいカバーメイクを実現することができるようになりましたし、ハイライトやシェーディングカラーとしても使うことができるので買って良かったです♪

 

 エアテックス社製のファンデーションとエアブラシを買ったのが2年前のことなのですが、値段の安さにつられて買うのではなく、わたしの講師も愛用していた本家のダイナーで買えばよかったと後悔しています(苦笑)
折を見てダイナーのエアブラシも買いたいなと思います。

 

エアブラシメイクのさらにくわしい説明については、エアブラシメイクについてのページをご高覧くださいませ。

 



 

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