おはようございます。
大阪・堺市でヘアメイクアップアーティストとして活動をしている、「エマブール」の小川敬子です。
梅雨入りすると気温は高くなくても湿度がどんどんと高くなり、むし暑く感じる日が増えてきますよね。
湿度の上昇とともに気になるのが、「化粧くずれ」ではないでしょうか。
今日はそのフェイスパウダーがさらなら進化を遂げているので、そのことについてくわしくご紹介していきたいと思います。
それではさっそくご紹介していきます。
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わたしは長年「チャコット」という舞台メイクを中心に、お化粧品の製造販売をされているメーカーさんのフェイスパウダーを愛用しています。
その理由としては、化粧くずれをしっかりと防いでくれるためです。
ヘアメイクアップアーティストになってからずっとチャコットのフェイスパウダーを使いつづけていますが、あたらしい種類が出たのは初めてのことなので、それぞれの質感をテスターで見くらべることにしました。
今回チャコットからあたらしく販売されているフェイスパウダーには3つの種類があります。
・グロウ
・モイスト
マットとはツヤがないという意味になるのですが、文字通り、付けるとまったくツヤのない仕上がりになります。
そのためわたしは振袖や白無垢といった和装メイクのときによく使っています。
よく使っているといいますか、もともとチャコットのフェイスパウダーからは色の種類は肌に合わせていろいろ出ていますが、肌にあたえる質感についてはこのマットしか販売されていなかったんです(笑)
今回そこへあらたに加わったのが、「グロウ」と「モイスト」です。
グロウとはツヤという意味があるのですが、グロウのフェイスパウダーにはツヤが出るようこまかい粒子のラメが混ざっています。
さわってみるとサラサラとした質感なので、マットのフェイスパウダーにラメを加えて作られているのだと思います。
肌につけてみるとほどよいラメ感が出るので、アラフィフ世代以上の方のベースメイクの最後に使うと自然なツヤ感を出すことができそうです。
またラメが入っていることによって光を反射する効果を得ることができるので、毛穴やくすみといった肌のなやみも飛ばしてくれる効果が得られます。
そしてモイスト。
これはしっとり感という意味になるのですが、わたしはこのフェイスパウダーが一番気になりました。
肌にしっとりした質感をあたえるためには粉以外の水か油が入っているはずなのですが、これらの配合が多くなるとプレストパウダーとおなじように、フェイスパウダーよりもメイク崩れしやすくなるため撮影では使えません。
そのようなことからどのくらいメイクがくずれにくいのか、またメイクを崩さずどのようにして肌にしっとりしたうるおいをあたえることができるのかという点がとても気になりました。
肝心なのはベースメイクで使ってからの効果です。
その効果を試すためにも、今回はモイストのフェイスパウダーを買いました。
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つぎの日さっそくその効果を見るため、自分のメイクで試してみました。
Chacott(チャコット) フィニッシングパウダー モイスト ナチュラル
わたしはフェイスパウダーを部分使いしているのですが、お顔の右半分はモイストを、左半分にはマットのフェイスパウダーを使って、どちらの方がメイクがくずれにくいのか、またモイストはどのくらいの時間、肌を保湿してくれるのかを検証してみました。
まず、モイストのフェイスパウダーの見た目についてですが、マットと大差はありません。
さらさらとした感じが写真からも伝わると思います。
モイストを手に取ってみるとこのような質感になります。
マットは肌に付けると小麦粉をのせたように粉っぽく肌の表面に付着するのですが、モイストの方はモイストというだけあって粉っぽさはありません。
だからといってベタベタする感じもありません。
マットほどのさらっさらの質感にはもちろんなりませんが、ほどよくサラッとした感じを残したまま、すこししっとりとした質感を肌にあたえてくれます。
じっさいにベースメイクの上から使ってみると、サラサラとした質感はマットの方が強いです。
反対にモイストの方は何度重ねづけをしてもサラサラとした質感になることはなく、肌にしっとりとした感触を感じることができます。
そのまま夜メイクを落とすまで過ごしていたのですが、おどろくことに、モイストの方もメイクがくずれることはありませんでした。
わたしとしては遅くても、夕方ころにはメイクがくずれてムラになっているところが出てくると思っていたので、これはとてもおどろきです!
ただ、メイクを落とす前にもう1度フェイスパウダーをつけた部分を触ってみたのですが、ベトベトとした質感は、やはりモイストの方が強かったです。
そのためこれからむかえる真夏の暑さの中では、夕方までベースメイクをキレイに保つことはむずかしいのではないかと思っています。
これについてはまた実験してみたいと思います。
またマットのパウダーと大きくちがう点として、肌にツヤを出すハイライトを使ってもメイクがよれない点がとても良かったです。
マットのフェイスパウダーは油分を吸収してしまうので、その上からハイライトをのせるとその部分だけメイクがよれてとても汚くなってしまいます。
ですがモイストのばあい、もともとがすこししっとりとした質感に仕上がるため、上からハイライトをのせてもベースメイクがよれて汚くなることはありませんでした。
ばあいによってはフェイスパウダーをお顔全体に付けることもあるのですが、そのようなときにマットのフェイスパウダーだと仕上がりが汚くなってしまうので、ハイライトはパウダーしか使うことができないのですが、モイストであれば油分の多いハイライトも使うことができるので、いろいろなメイクで使うことができそうです♪
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今回あたらしく販売されたチャコットのフェイスパウダー。
わたしは今までマットタイプのパウダーを愛用していましたが、今回モイストタイプを使ってみて、
・肌がしっとりするのにメイクがくずれにくい。
・フェイスパウダーの上から使ってもメイクがよれて汚くならない。
ということを実感することができました。
20年近くヘアメイクをしていますが、時代の流れとともにメイクが変わるのに合わせてお化粧品も進化していきます。
その中でフェイスパウダーは大きな変化を見ることがありませんでした。
ですが今回、フェイスパウダーも時代に合わせて進化していることを知ることができて、良い知識を手に入れることができました。
メイクの仕上がりを大きく左右するのは技術はもちろんですが、使うお化粧品もとても大切です。
マットとモイスト、2つの質感がちがうフェイスパウダーを仕入れたことで、メイクの仕上がりや表現の幅を広げることができるようになってとてもうれしいです。
これからの季節はとくにフェイスパウダーが活躍してくれるので、使い分けをしてよりうつくしいメイクアップをご提供していきたいです。
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