おはようございます
ヘアメイクアーティスト・エマブールの小川敬子です
以前ブログでヘアメイクアーティストになるために大切なことについていろいろとつづったのですが、今日はフリーランスになるために必要なことやその方法についてご紹介をしていきます。
このブログの信頼性について
9年間ブライダルヘアメイクの経験を積みました。
現在、フリーランスとしてCMや個人撮影などの現場で活動を続けています。
今日の内容はヘアメイクアーティストに限らず、どの職業にも当てはまる部分もあるはずですのでぜひご覧ください。
では早速ご紹介していきます。
私はフリーランスになる前は、ブライダルヘアメイクを中心に業務をしているヘアメイク事務所に9年間所属をしていました。
9年間も務めていたヘアメイク事務所を辞めようと思った理由は、
・ニューヨークに住みたかった。
・いろいろなメイクを勉強したいと思った。
という理由がおもなものでした。
私がヘアメイクアーティストを志すようになった理由は、もともとはCMや雑誌などの撮影を中心したとした業界で活躍をしたかったことがきっかけです。
とはいえ、大阪では媒体系の撮影は案件を取ることがむずかしいため、仕事量の多いブライダルヘアメイクの道へ進むことにしました。
自分が希望していた方向ではありませんでしたが、この選択はまちがっていなかったと今も思っています。
ブライダルヘアメイクは、ヘアセットやメイクの基礎をていねいに1から学び直すことができ、それをさらに発展的にするための技術を学び・みがくことができたからです。
9年間におよぶ実務経験が、フリーランスとしての活動の土台として今も活きています。
Make:Yukiko Ogawa(AimaBle)
ときおり、美容室やヘアメイク事務所を半年ほどで辞めてフリーランスになる人や美容学校やヘアメイクの専門学校を卒業してそのまますぐにフリーランスになる人がいますが、私的にはあまりおすすめしません。
その理由としては、技術職は『現場経験の積み重ね』がとても重要だからです。
ブライダルに限らず、広告やCMなどの撮影には大きな費用がかかっています。
名刺やお見合い写真といった個人撮影にも、ヘアメイクの技術料だけでなく撮影料や場所代など、いろいろな費用が発生します。
専門学校の知識だけでフリーランスになると、突発的にトラブルが発生したりミスをしたときにパニックになってしまったり、対処の仕方が分からずさらに大きな問題へと発展することが起こりうるからです。
さきほども書きましたが、現場では多額の費用が発生してたくさんの人が現場を回しています。
その人たちに迷惑がかかるだけでなく、場合によってはかかった費用の全額返金などの大きなリスクを背負うことも出てきます。
フリーランスとは個人事業主といわれ、自分が会社の社長(経営者)です。
すべての責任は自分で負う覚悟を持って独立しないと、とんでもない損失を出してしまい兼ねません。
ここがフリーランスになるに当たって一番怖いところです。
フリーランスになる方法はとても簡単です。
税務署で「開業届」と「確定申告」用の書類を書いて提出するだけです。
これで開業することができます。
開業してフリーランスになることはとても簡単ですが、そのあとの覚悟や責任の重さはかなりのもの。
これらを自信に変えるのには、現場でたくさんの経験を積むしかありません。
フリーアナウンサー・島津ゆう子さんのヘアメイクで。
私はフリーランスになって今年で8年目になりますが、ミスや突発的な問題にあわてず対処ができるようになったのも、前職場のヘアメイク事務所で先生や先輩方からいろいろな対処方法を学び、それを元に後輩を指導する立場になってからはさまざまな問題の対応をしてきたからこそだと実感をしています。
また、トラブルやミスをあわてずに対処できる対応力は、お客様への安心感も得ることができます。
それは「問題が起こっても対処できる」という今までの経験値とそこから来る自信があるからです。
ミスユニバースジャパン大阪のファイナリスト・セミファイナリストの皆様のヘアセット。
Client:R'Ys Syunbiso
前職場においては後輩を指導する立場になったこともありますが、フリーランスになってからは、現場での美容に関するすべての責任者としての立場を任せていただくことがとても多くなりました。
私だけではなく、ほかのヘアメイクさんや着付け師さんといっしょに現場で仕事をする機会が増えていますが、すべての段取りや当日の人の動きを段取りしたり指示しなければなりません。
お客様に安心してヘアセットやメイクを任せてもらうためには、現場でいっしょに働く人たちにも安心して動ける環境を提供できなければいけないとつねに思っています。
そうすることで「またいっしょに働きたい」と思ってもらうことができる上に、より良い技術の提供につながるからです。
コロナ禍に入ってからは副業をする人だけではなく、フリーランスとして起業する人も増えたと聞いています。
実際に私も、名刺やホームページ用のプロフィール写真の撮影でヘアメイクを担当させていただくことも増えています。
開業することは書類の提出だけなので30分ほどで終わり拍子抜けするほど簡単ですが、開業してからは維持・継続をしていくことがとてもむずかしいです。
長く続けていくためにも、その道の経験値を積み重ねることはとても大切になります。
下積みといわれる期間やどこかに所属をして働くことは、ときにとても辛いこともあります。
私もたくさん経験をしています。
でもその先に独立を考えているのであれば、人生の中のその部分だけをがんばって乗り切ることで新しい道がひらけたり、大きな達成感を得ることができます。
「石の上にも三年」。
私たちヘアメイクの世界も一人前になるためには3年かかるといわれています。
下積みとして専門学校で学んだ知識を思い出しながらどこかに所属をして基礎をしっかりと固め、スタイリストに昇格したら後輩の指導をしながら基礎を応用して技術や経験をみがいていき、トップスタイリストになったら応用した技術をさらに発展させていく。
フリーランスになってからも経験したことがないようなトラブルが発生することもありますが、焦ることなく対処できているのもそのおかげです。
9年間、事務所に所属をしてがんばった自分自身に感謝するばかりです
エマブールのヘアメイクメニューや活動実績は下記をご覧ください。
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