おはようございます
ヘアメイクアーティスト・エマブールの小川敬子です
仕事ではエアブラシという道具を使ってメイクをするのですが、自分のメイクは化粧下地だけで済ませています。
ところが、人生で初めて顔にヘルペスが出たことをきっかけに、私もエアブラシを使ってですがファンデーションをするようになりました。
最初は部分的にヘルペスが出た場所に残っている色素沈着をカバーするだけで使っていたのですが、
(せっかくエアブラシを使うのであれば、エアブラシの練習にもなるしベースメイク全体で使おう)
と思ったことが理由です。
エアブラシで仕上げるメイクは仕上がりがとても軽いので肌の窒息感を感じないというのもの大きな理由ですが(笑)
パウダーファンデーションやリキッドファンデーションの種類に限らず、こってとりした質感が昔からものすごく苦手なんです
少し前置きが長くなりましたが、ベースメイクをする上でむずかしいことに1つに「ファンデーションの色合わせ」があると思います。
お化粧品売り場やコーナーへ行くと、それぞれのメーカーさんから販売されているファンデーションが店頭に並んでいますが、色の種類もすごく豊富ですよね。
私たちメイクアップアーティストはファンデーションを混ぜてお客様の肌に合った肌色を使ってベースメイクを仕上げていきますが、自分の肌に使うだけなのに何本もファンデーションを買うのは料金がかかりすぎますよね。
そのため1本で自分に合う肌色でベースメイクが仕上げられるようにいろいろな色が展開されています。
日本ではファンデーションの色を選ぶ基準として、肌の色に合っているか、もしくは肌よりも少し明るい色が好まれますが、別に暗めの色を選んでも大丈夫なんです
ベースメイクの肌色が明るいか暗いかで変わるのは、人から見たときの自分の印象です。
なので、少し自分の肌よりも暗い色にベースメイクが仕上がったとしても失敗でも間違いでもありません。
そんなことを言っていると日焼けできませんよね(笑)
ベースメイクの明るさで人から見える印象がどのように変わるのかというと、
・暗いと…大人っぽい・かっこいい印象に見える。
という効果があります。
日本人は欧米人と比べると、「キレイ」といわれるよりも「かわいい」といわれる人の方が多いです。
欧米人の女性で前髪を作っている人をあまり見かけないのも、セクシーさやかっこよさを強調したい人が多い表れだと思います。
仕事では、メイクをする内容や見せ方に合わせてベースメイクで作る肌色を変えています。
分かりやすく説明すると、例えばブライダルや成人式のメイクでは「清楚さ・透明感」を出すためにわざと肌の色をワントーン明るく作るようにしています。
hair&Make:Yukiko Ogawa(AimaBle)
反対に、「洗練された雰囲気・かっこよさ」をメイクで表現したいときは肌の色をあえて少し暗く作ります。
Make:Yukiko Ogawa(AimaBle)
これはあくまでお顔全体の「肌色」の明るさで見える印象の話です。
人の顔は紙とはちがい、骨格があってその上に筋肉と皮ふがのっているので立体感があります。
その立体感を出すためには化粧下地やコンシーラーなどの化粧品と理論を使って足し算・引き算をしながらメリハリを出していく必要があります。
肌をワントーン明るくしたり暗くしても、メリハリがなければ全体的にのっぺりとした顔に仕上がります。
まずはかわいく見られたいのか、かっこよくサバサバしたイメージに見られたいのかを決めます。
そこが決まったら土台となる肌の色を明るくするのか少し暗くするのかを決める。
そこからどこまでメリハリを出していくのかを考えてメイクをしていく。
この一連の流れで人から見られたときの全体的なメイクの仕上がりと雰囲気のが、50%決まります。
なので肌の色が決まるだけでその半分の25%のメイクの仕上がりが決まります。
なぜベースメイクだけでメイクの仕上がりイメージの50%が決まってしまうのかというと、顔の中で一番面積を占めている部分が肌だからです。
目や口などのポイントは肌と比べるとずっと面積が小さいですよね。
人の見た目の印象は全身の割合で決まります。
その多くはまず一番面積を占める体に当たる部分、服装で決まります。
カジュアルなのかエレガントなのか・かっこいいのかかわいいのか。
人はこれらをまずは服装から判断します。
その次が髪型です。
「人の見た目の印象は髪型で7割決まる」とおっしゃっている美容師さんもおられるほど。
(私的には髪とメイクは50%ずつの割合で印象を決めていると思っていますが)
そして顔(メイク)です。
これらの要素すべてが合わさって人の見た目の印象が決まるのですが、面積の広い部分ほど印象を決めるときの大きな要素になっていることを分かっていただけたかと思います。
お見合い写真や名刺などに使う仕事用のプロフィール写真がその最たるものです。
Hair&Make:Yukiko Ogawa(AimaBle)
服装・髪型・メイクで見た目の印象が大きく変わります。
その中でも肌色を作ることがとてもむずかしい部分でもあります。
そこが楽しかったりもするのですが
ファンデーションの色を選ぶのってむずかしいことではありますが、少し明るくても反対に暗くても間違ってはいません。
新しく自分に合った色を買うにせよ、捨てたりせずに持っておいてくださいね。
混ぜて使えばまた印象の見せ方を変えるときに使えるので
髪のことはプロの美容師さんに、
メイクのことはプロのメイクアップアーティストにご相談下さい
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