おはようございます。

 ヘアメイクアーティスト・エマブールの小川敬子です。



 今日は「就職活動で印象が良く見えるメイクの仕方とポイント」についてご紹介していきます。

新型コロナウィルスの感染拡大を受け、履歴書や面接方法が大きく変化しています。

「自分の見せ方」が就職活動で求められている今、メイクの仕方を知って就職活動を有利に進めていってください。

 

 大きく変化する就職活動の状況についてはエマブールホームページ内ブログ、変化するコロナ禍の就職活動のあり方と印象の良いメイクの仕方やポイントについてをご覧ください。

 

 

 

■このブログの信頼性について このブログを書いている私はヘアメイク歴18年のフリーランスのヘアメイクアップアーティストです。
9年間、結婚式場でブライダルヘアメイクの経験を積みました。
現在フリーランスとしてCMなどのメディア撮影や個人撮影など、さまざまな現場でヘアメイクアーティストとして活動を続けています。

ではさっそくご紹介します。

 

 

 

就職活動で印象の良いメイクの仕方やポイントについて

「ナチュラルメイク」へのまちがった思い込み

 「就活メイク」と聞くと多くの方が「ナチュラルメイク」という言葉を思い浮かべるのではないでしょうか。
ですがこの「ナチュラルメイク」の意味についておうかがいしてみると、『スッピンみたいなメイク』とおっしゃる方が多いです。

 

 もしもの話になりますが、皆さんが面接官だったとしてスッピンのようなメイクで来られた方にたいしてどのようなイメージを持たれるでしょうか?

 

 

 この部分の想像をすることがメイクをする上でとても大切になります。
なおこれは面接に限ったことではありません。
人と会うときにたいしてなど全般的にあてはまります。

 

 ナチュラルメイクとは=(イコール)スッピンではありません。
派手にみられてしまう可能性のあるアイメイクやチーク・口紅を使わずに、ベースメイクと眉だけをメイクすれば良いということではありません。
ナチュラルメイクとはすべてのメイクをしていながらも「自然に見えるメイク」のことを差します。

 

 では次に自然に見えるメイクの仕方やメイクのポイントについてご説明していきます。

 

 

ナチュラルメイクの作り方とポイントについて

ベースメイクはツヤ感をすこしおさえる

 ここ数年、ツヤ感のあるベースメイクがとても流行しています。
そのツヤ感もパール感のあるものや、ぬれたようなツヤ感などさまざまです。
ですが、このようなベースメイクはあまり面接官にたいして良い印象をあたえません。
なぜならば色っぽさや派手な印象が出てしまうためです。

 

 各メーカーさんから販売されている化粧下地やファンデーションには、最初からパールやオイルの入っているものが多いです。

そのため全体的にツヤ感が出てしまう場合は、最後に軽くフェイスパウダーで押さえるとツヤ感をおさえることができます。
 

 ただしフェイスパウダーを付け過ぎると、反対にまったくツヤのない肌に仕上がってしまうので注意が必要です。
そのため肌のテカリやパール感を軽くおさえる程度に使って下さい。

 

 

眉は髪の色よりもすこしあかるくする

 就職活動がはじまると黒髪にする学生さんが圧倒的に増えます。
それは清潔感や真面目さを色で表現する意味合いがあるからです。

 

 ただ、眉まで黒く描いてしてしまうとすこし地味な印象になってしまいます。
髪の色よりもワントーンあかるい色のアイブロウパウダーを使ってすこしだけ眉をあかるくすることで、あか抜けた印象に見せることができるようになります。

Hair&Make : Yukiko Ogawa(AimaBle)

 

 

アイメイクは色の濃さをおさえる

 ここ数年、茶色やすこし赤みのあるアイシャドウ1色で仕上げるメイクが流行っていますが、フォーマルな場となる面接会場においては不向きです。

 

 印象の良い色としおすすめなのがベージュです。
ですがこれ1色だと目元の印象がとても弱いので、目のキワに茶色のアイシャドウを入れたり、黒茶などのすこし色の濃いアイライナーを使って目の輪郭をしっかりと出すことで、目元の印象を自然に強くすることができます。

 

 なお、さきほどのベースメイクとおなじで大きなラメが入っているものやパール感の強いアイシャドウは厳禁です。
すこし表面がキラキラとするていどのパール感のものを選んで下さい。

 

インテグレート トリプルレシピアイズ BE702

 

 

チークは血色をあらわすていどに

 チークはあわいピンクや、ややくすみ感のある落ちついた色をほお骨の位置にすこし色が分かるていどに入れることで、自然な血色感を肌に出すことができます。
濃く入れすぎたり、赤やあかるい色のピンクのチークを何度もかさねて付けるのはナチュラルメイクにはならないため厳禁です。

 

 過去にある大規模な就活イベントで就活写真用のヘアメイクをしていたことがあるのですが、そこに参加されていた学生さんから、
「チークは入れても大丈夫なんですか?」
とご質問をいただいたことがあります。

 

 次の項目で書きますが、口紅は落ちついた色を使うことがおすすめなため、チークを入れないと血色が悪くなり不健康そうに見えてしまいます。
そのため、ほんのりとチークで赤みを感じるていどに入れることがのぞましくなります。

 

 

口紅はリップグロスを使わず口紅だけのツヤ感で

 コロナ禍に入ってから口紅やリップグロスの需要はとても落ち込んでいますが、面接のときにここぞとばかりにリップグロスを使ってリップメイクを仕上げるのはやめておきましょう。
 

 ツヤが出やすくなるので口元だけがテカテカとした印象になってしまったり、色っぽさが出てしまったりするため、フォーマルな面接の場では不適切です。

なお、ここ2・3年ほど前から流行っているマット系の口紅もおすすめしません。
ツヤ感がなくなるためおちついた色の口紅の場合、とてもしんどそうに見えてしまうためです。

 

 口紅には油分が多くふくまれているので、これだけでもじゅうぶん自然なツヤ感を出すことができます。
口紅だけのツヤ感で自然なリップメイクをしてください。
おすすめの色としては、ベージュ系のピンクやオレンジなどの色が肌にもなじみやすく、全体的に落ちついた雰囲気を演出してくれます。

 

 

まとめ

 これは私が考える就活メイクの考え方ですが、就活のメイクにおいて大切なことは面接官から見て、
清潔感があり、健康的で笑顔が印象的であること。
会社の雰囲気やTPO(時と場合・場所)にいかに合わせられるかという能力的なこと

が見た目の印象から問われるのではないかと思っています。

 

 上記に挙げたメイクの仕方とポイントについては、一般企業向けの就活メイクのアドバイスになります。
キャビンアテンダントや美容関係・また資生堂をはじめとした化粧品メーカーなどになると、またメイクの仕方がまったく変わってきます。
これは上の囲みに枠につづっている、「会社の雰囲気に合わせる」という部分に当たります。

 

 企業理念や会社の雰囲気・特徴を知るとよりメイクもしやすくなります。
今は直接会社へ行ってパンフレットをもらわなくても、インターネット上で調べたり、動画を見ながらよりこまかい情報を得ることができます。

 

 メイクも自己表現をするための道具の1つとして使うことができます。
面接官からどのように自分を見てもらいたいのか。
そこも踏まえながらメイクをしてみてください。

就活生の皆さんをこころより応援しています。

 
 
 

メイクのことはプロのメイクアップアーティストにご相談ください。

 

動画や対面での面接に向けた就活用のメイクやヘアセットの仕方についてヘアメイクレッスンをおこなっています。
プロが現場で行っているメイクテクニックを基礎の基礎から学ぶことができます。
また、その人のお顔立ちに合わせたメイクも学ぶことができます。
メイクでお悩みのある方はレッスンメニューをご覧ください。

 

 

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