こんにちは、値上げの専門家（中小企業診断士）の伊丹芳則です。

化粧品店さんの『肌の水分測定』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

【コメント】

化粧品店さんが、『肌の水分測定』をおすすめしている店頭看板です。

イラストもあって分かりやすいのですが、なぜ肌の水分測定が必要なのでしょうか？

この辺りをちょっと付け加えてみたいですね。

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『＞』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。

【現状看板の文章】

＞お肌の水分測定

＞たったの１０秒で測定できます

＞￥４５３税込

→まず、誰に必要なのでしょうか？

→例えば、『肌トラブルでお悩みのあなたに』

→次は、現状を問い掛けます。

→例えば、『お肌の水分量は足りていますか？』

→このように問い掛けても、何のことか分かりません。

→そこでこの後、『肌の水分測定』が必要な理由を伝えます。

→最後は、行動の促しです。

【変更後看板の文章】

＜例えば＞

◆店頭看板の事例（化粧品店の肌の水分測定）

肌トラブルでお悩みにあなたに
お肌の水分量は足りていますか？

理想は、４０～５０％と言われてい
ますが、実際は、２０～３０％の人
が多いです。

水分量が下回ると、乾燥ジワやカサ
つき、キメの乱れが現れ、くすみや
シミの原因に！

肌の水分量が保てると、うるおいの
あるキメの整った肌になります。
まずは、今の水分量を知ることから
始めて下さいね！

今なら、たった１０秒で測定ＯＫ！
￥４５３税込

お化粧時に、お肌が気になるな～と
思ったら、ぜひお試しを！
『店名』『電話番号』『営業時間』

【今回のポイント】

→ただ単に『サービス』をおすすめするのでなく、『誰におすすめなのか？』、『なぜ必要なのか？』を伝えることが今回のポイントです。

→これらを伝えると、自分事になるので、身近に感じて関心を持ってもらいやすくなります。

→お客さんにとって、どんなに必要なことであっても、自分事にならなければ見向きもしてもらえないのです。

→特に、お肌のトラブルは、お客さんが気にしている悩みの上位に入ります。

→そこをちょっとだけ刺激してあげましょう。

→お肌の水分量を知ると、次の行動に移しやすくなるはずです。

こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則