こんにちは、値上げの専門家（中小企業診断士）の伊丹芳則です。

家電店さんの『ひざまわりマッサージャー』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

【現状の店頭看板の書き方】

【コメント】

家電店さんが、『ひざまわりマッサージャー』をおすすめしている店頭看板です。

イラストが目立っていて、とてもいいと思います。

もう少しだけお客さんに近づけると、さらに良くなりそうですね。

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

『＞』が原文。

『→』が説明文。

『◆』が変更文。

【現状看板の文章】

＞ひざ痛ありませんか？

＞ひざの痛みをやわらげる

＞温めながらもみほぐす

＞新製品　ひざまわりマッサージャー

＞お気軽に１０分おためしください！

→最初の投げ掛けで、お客さんに近づけて行きたいですね。

→例えば、『５０代を過ぎた頃から、急にひざの痛みが気になり出しませんか？』

→さらに、具体的なシーンを伝えると、さらに近づけます。

→例えば、『ひざの痛みは、階段の上り下りや日常のちょっとした屈伸などでも辛く感じます』

→この後、改善策を伝えます。

→まずは、『こんな方法、こんな方法、でも・・・』としてから、商品へとつなげるといいですね。

→商品の特徴を簡単に説明して、最後に行動の促しを行います。

【変更後看板の文章】

＜例えば＞

◆店頭看板の事例（家電店のひざまわりマッサージャー）

５０代を過ぎた頃から、急にひざの
痛みが気になり出しませんか？

ひざの痛みは、階段の上り下りや日
常のちょっとした屈伸などでも辛く
感じます。自分で、もみほぐすのは
結構大変だし、マッサージ店に行く
のもちょっと億劫です。

そんな時は、『ひざまわりマッサー
ジャー』なら、テレビを見ながらで
もできますよ。

プロの施術師さんから学んだマッサ
ージコースを搭載！
こり固まったひざまわりの筋肉を温
めながら、柔らかくもみほぐし、ひ
ざをラクにします。

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『店名』『電話番号』『営業時間』

【今回のポイント】

→商品の説明だけでなく、お客さんに近づけることが今回のポイントです。

→お客さんに近づけば近づくほど、自分事と感じてもらえますので、興味を持ってもらえます。

→興味を持ってもらえれば、『どんな感じになるのかな？』となり、『一度試してみようかな？』とつながりやすいです。

→それと、本来ならば、『マッサージ店に行く方がいいのかもしれません』、『でも・・・』と言う気持ちを察してあげることが大切になります。

→お客さんに近づいて、お客さんの気持ちを察してあげることで、始めてこちらの商品のことを考えてもらえるのです。

こんな感じです。

店頭看板の書き方はいろいろあります。

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則