こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
私たちがいつも足を運ぶお店には、商品やサービス以上の何かがあると感じたことはありませんか?
それは、商品を手渡す瞬間の温もりや、会計時のちょっとした一言が心に残るなどに他なりません。
接客とはただの作業ではなく、お客さん一人ひとりに対する心のこもった行為なのです。
単に給料を得る手段だけでなく、その本質はもっと深いところにあります。
それは、お客さんに喜んでもらうことやリピートしてもらうことなどが、働く私たちにとっての最も大きな価値がある結果とも言えるのです。
ところが、現在のパートさんを含む従業員さんには、収入の制限があります。
例えば、年収103万円や106万円、100万円の住民税非課税ラインなど、税金や社会保険の負担を考慮しながら効率的に働くことが大切です。
しかし、このことが大切なのが分かった上でも、それらにとらわれ過ぎてはいけません。
例えば、売上げが減少して来た時、「私には関係ない」と背を向けてしまうパートさんがいます。
そうではなく、一人ひとりが責任を持ち、「どうしたら売上げを増やすことができるか?」を考える姿勢が重要なのです。
最低賃金の上昇に伴い、働く時間をどんどん少なくなります。
だからと言って、お店のサービスが低下してはいけないのです。
この時代の流れの中でできることは、「接客の質の見直し」ではないでしょうか?
お客さんが求めるのは商品だけではなく、ズバリ「体験」です。
お客さんがお店を訪れるたびに、「心地よい体験」を提供し、ファンになっていただくことが不可欠になります。
このように「接客の質を高めること」で、売上げを支えることができるのです。
私たちがお店の顔として、お店の価値を高めることで、感謝されるお客さんが増え、より多くのリピート客を得ることができます。
こうした努力は結果として、仕事への充実感をもたらし、単なる時給を得るための行動からステップアップできるのです。
このような接客を通じて、お客さんからの信頼と感謝を得ることが、本当の意味での「効率的に働くこと」に他なりません。
このような思いやりのある接客は、お店の雰囲気をも豊かにします。
このことで、お客さんの心に残るような特別な体験を提供できるのです。
大切なことなのでまとめると、「接客はただ給料をもらうためではなく、人と人とのつながりを築き、お店としての価値を高めるための重要なステップ」になります。
このような価値観を持って働けば、お店も、私たちも働きがいも、きっと変わっていくはずです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
伊丹芳則