店頭看板の事例(飲食店の食べるスープ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

飲食店さんの『食べるスープ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

飲食店さんが、『食べるスープ』をおすすめしている店頭看板です。

 

どちらか言うと、商品中心のお知らせになっています。

 

これをお客さん中心にしてみたいですね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>具だくさんのスープはいかが?

>『店名』

>・焦がしペッパーの焼きバーグシチュー

>¥610

>・サーモンと鶏肉のクリームシチュー

>¥610

>お飲みもの、スイーツのみの

>ご利用も歓迎します!

 

 

→まずは、オススメしたいお客さんをハッキリさせます。

 

→例えば、『仕事が忙しく、最近ちょっと疲れぎみのあなたに』

 

→次は、望みを叶える問い掛けをします。

 

→例えば、『できれば簡単にスタミナを補給したいと思いませんか?』

 

→この後、解決策としての商品を紹介します。

 

→具体例を出して、最後は行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(飲食店の食べるスープ)

仕事が忙しく、最近ちょっと疲れぎ
みのあなたに

できれば簡単にスタミナを補給した
いと思いませんか?

そんな時は、「具沢山の食べるスー
プ」がおすすめです。

◆焼きバーグシチュー
しっかりとした食感のバーグに、濃
厚なシチューソースが絡む一品
◆サーモンと鶏肉クリームシチュー
サーモンの深みと鶏肉の柔らかさが
絶妙にマッチして心も体もほっこり

お昼休憩で気分転換したいと思った
ら、ぜひお召し上がりください。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→お客さん中心に考えると、呼び掛けや問い掛けでお客さんに近づくことが今回のポイントです。

 

→呼び掛けや問い掛けでお客さんに近づいてから、商品を伝えることを意識しましょう。

 

→そうしないと、お客さんとの間に距離感がある場合は、こちらの話を聞いてもらえません。

 

→この辺りが意外と理解していないお店が多いです。

 

→ちょっと意識するだけで、反応が変わることを実感できると思います。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則