こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
クリーニング店さんの『スーツの身だしなみ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。
【現状の店頭看板の書き方】
【コメント】
クリーニング店さんが、『スーツの身だしなみ』について伝えている店頭看板です。
なかなか面白い切り口だと思います。
スーツへのこだわりを誰に伝えたいのか?
少し付け加えてみたいと思います。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>スーツの仕上りを大切にしております。
>身だしなみ3割増しのスーツ
>アンケートによると身だしなみを
>良くするためにクリーニングに
>出されている方が80%です。
>当店では抗菌加工、静電防止
>を全品にほどこしております。
→まず、『誰におすすめしたいのか?』から始めます。
→例えば、『身だしなみを良くするためにクリーニングに出されているあなたに』
→そして、『スーツを着るシーンで見た目の第一印象を良くしたいと思いませんか?』
→このように投げ掛けると、関心を示してもらえるお客さんが現れます。
→その上で、自店のこだわりを伝えるのです。
→最後は、行動の促しも忘れずに!
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(クリーニング店のスーツの見だしなみ)
ニングに出されるあなたに
スーツを着るシーンで見た目の第一
印象を良くしたいと思いませんか?
当店はただキレイにするだけでなく
見た目の第一印象を良くする手間や
時間を惜しみません。
特に前エリのラペルに丸みをつけて
上品な仕上がりにしたり、Vライン
にエッジを効かせてを引き締めたり
しています。さらに裏地もキレイに
整えていますので全体のシルエット
も良くなることでしょう。
スーツの身だしなみを良くしたいと
思ったら、ぜひ当店にお任せを!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→スーツのこだわりをお知らせするだけでなく、『それを誰におすすめしたいのか?』をハッキリさせてから伝えることが今回のポイントです。
→こうすることで、説得力が出て来ます。
→なぜなら、求めるお客さんに、求める解決策が伝わるからです。
→『誰に、何を伝えるのか?』、これが販促物の基本になります。
→特に、『誰に』が重要です。
→ここがぼやけると、『何を』もぼやけます。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則