店頭看板の事例(イタリア料理店のパスタと牛フィレステーキ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

イタリア料理店さんの『パスタと牛フィレステーキ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

イタリア料理店さんが、『パスタと牛フィレステーキ』をおすすめしている店頭看板です。

 

味に自信がある内容で、読むと食べたくなります。

 

このままでも十分です。

 

でも、ちょっと付け加えたいと思います。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>絶品パスタと牛肉のステーキがおいしいイタリアン

>1984年からイタリアン一筋の『店名』が作る

>毎日でも食べたくなる絶妙な味付けのイタリアン

>ここでしか味わえない驚きや感動のおいしさをお届けします。

>あなたの人生で一番おいしいパスタをどうぞ!

>そして

>柔らかくてジューシーな牛フィレ肉のステーキ

>お肉の中で一番柔らかい部位のステーキを

>プロが柔らか~くジューシーに焼きあげます。

>コース

>9200円、8100円

>6600円、5900円

>4400円

>内容hあこちらから

>『店名』

>『電話番号』

 

 

 

→まずは、問い掛けからスタートします。

 

→例えば、『まるでイタリアにいるかのような本格的な料理を味わいたいと思いませんか?』

 

→このように伝えることで、本格的な料理が味わえることをハッキリさせます。

 

→その上で、『そんなあなたに、絶品パスタと牛フィレ肉のステーキを堪能していただきます』

 

→この後、それぞれの料理の簡単な説明をします。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(イタリア料理店のパスタと牛フィレステーキ)

まるでイタリアにいるかのような本
格的な料理を味わいたいと思いませ
んか?

そんなあなたに、絶品パスタと牛フ
ィレ肉のステーキを堪能していただ
きます。

パスタはアルデンテの食感が絶妙で
濃厚なソースがよく絡む一品です。
そして、牛フィレ肉のステーキは柔
らかくジューシーな肉質と深みのあ
る味わいが特徴的。

料理一つひとつにシェフの情熱と技
術が詰まっています。コースを選ぶ
食べる、飲む、その全てが特別な時
間となることでしょう。

ご予約はこちらから!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→おいしい料理を提供するだけでなく、お客さんの思いを付け加えることが今回のポイントです。

 

→『お客さんは、どんな思いがあるのか?』

 

→『お客さんは、どんな時間を過ごしたいのか?』

 

→こんなことを意識しながら、おいしい料理伝えると、さらに興味を持ってもらえるはずです。

 

→それと、単に料理を食べるだけでなく、『コース料理を選ぶことも楽しい』となるようにすることも大切だと思います。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則