店頭看板の事例(スーパー店のキャロットジュース) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

スーパー店さんの『キャロットジュース』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

スーパー店さんが、『キャロットジュース』をおすすめしている店頭看板です。

 

『キャロットジュース』の良さを詳しくお知らせしています。

 

とてもよくわかる内容です。

 

その上で、『どんな人におすすめなのか?』などを付け加えてみますね。

 

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>『店名』

>ミックスキャロットジュースは

>砂糖、着色料、香料使っていません

>にんじんは国産で60%も入っているのに甘くて

>おいし~い、7種類の果物も入っています

>夏はゼリーを作ったりアレンジして

>みるのもいいですね

>レシピはサービスカウンター

>にあるからためしてみてね

 

 

 

→『どんな人におすすめなのか?』からスタートします。

 

→例えば、『ご家族の健康を考えて、食事の工夫をしているお母さんへ』

 

→そんなお母さんが、気にしていることで問い掛けます。

 

→例えば、『特に、野菜不足が気になっていませんか?』

 

→この問い掛けに、『そうそう、そうなのよ』と思ってもらえたら、興味を持ってもらえるでしょう。

 

→この後、商品につなげます。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(スーパー店のキャロットジュース)

ご家族の健康を考えて、食事の工夫
をしているお母さんへ

特に、野菜不足が気になっていませ
んか?

忙しい毎日の中で、バランス良く食
事を作るのは大変です。そんな時は
『ミックスキャロットジュース』

たっぷりの野菜とフルーツが詰まっ
ていますので、毎日の野菜摂取量を
増やすことができますよ!
そのまま飲んでもよし、ゼリーにア
レンジしてもよしです。

ご家族の野菜不足を補おうと思った
ら、ぜひお試しください。
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→商品の良さをお知らせするだけでなく、それが、『どんな人におすすめなのか?』を伝えることが今回のポイントです。

 

→そして、その人が今気になっていることで問い掛けると、興味を持ってもらえます。

 

→そうすると、聞く耳を持ってもらえるの、商品の良さを伝えやすくなるのです。

 

→ちょっとしたことですが、ここがとても大切になります。

 

→現状の内容は、商品の横にPOPとして伝えてもいいですね。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則