店頭看板の事例(イタリア料理店の渡りガニスパゲッティ) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

イタリア料理店さんの『渡りガニスパゲッティ』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

イタリア料理店さんが、『渡りガニスパゲッティ』をおすすめしている店頭看板です。

 

新しいメニューを進化させ続けている感じがします。

 

できれば、それをお客さんに伝わりやすいようにしたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>本当に美味しいパスタ

>食べたことありますか?

>創業24年1988

>人気No.1

>「アスタキサンチン」

>エイジングケア

>老化防止

>24年進化つづける

>美肌成分とカニ身がたっぷり入った

>渡りガニスパゲッティ

 

 

 

→まずは、お客さんの気持ちを察してあげます。

 

→例えば、『普通のスパゲッティに飽きていませんか?』

 

→さらに、『多くの人が同じような味のパスタを繰り返し食べています』

 

→このように投げ掛けると、『そうそう、そうなのよ!』と思い当たるお客さんがいるのです。

 

→そんなお客さんに対して、『普段と違った食事の楽しみ方』を提案しましょう。

 

→その1つが『美肌成分』や『エイジングケア』などが期待できるスパゲッティです。

 

→このように伝えると折角食べるのだから、そのようなことが期待できて美味しいものなら、ぜひ食べたいと思います。

 

→その上で、最後に行動を促しましょう。

 

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(イタリア料理店の渡りガニスパゲッティ)

普通のスパゲッティに飽きていませ
んか?

多くの人が同じような味のパスタを
繰り返し食べています。

当店の「渡りガニスパゲッティ」は
美肌成分がたっぷり入った新鮮な渡
りガニと自家製パスタが絶妙な味わ
いを生み出すでしょう。

渡りガニに含まれる「アスタキサン
チン」の赤い色素には、抗酸化作用
によりエイジングケアも期待!

そのため、普段とは違った食事の楽
しみ方ができることになります。

ぜひ、本当に美味しいパスタを楽し
んで下さいね。まずはこちらから!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→お客さんに伝わりやすくするためには、お客さんの気持ちを察してあげることです。

 

→そうすると、お客さんに共感できるので、距離感が近くなって興味を持ってもらいやすくなります。

 

→このステップを踏んでから、商品の提案をすると、お客さんには身近なものとなりやすいのです。

 

→しかし、いきなり商品目線からスタートすると、受け入れてもらいにくくなります。

 

→ちょっとしたことですが、反応が大きく変わるでしょう。

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則