店頭看板の事例(たい焼き店の明太子もちチーズたい焼き) | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。

 

たい焼き店さんの『明太子もちチーズたい焼き』に関する気になる店頭看板の事例を紹介します。

 

【現状の店頭看板の書き方】

 

 

【コメント】

 

たい焼き店さんが、『明太子もちチーズたい焼き』をおすすめしている店頭看板です。

 

プライスカードのように必要なことだけをお知らせしています。

 

できれば、もう少し情報提供してみたいですね。

 

 

ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。

 

『>』が原文。

 

『→』が説明文。

 

『◆』が変更文。

 

 

 

【現状看板の文章】

 

>NEW

>明太子もちチーズ

>たい焼き

>230えん

>明太子とチーズの

>組み合わせバッチリ

>(土日限定)

 

 

 

→まず、季節の話題からスタートします。

 

→例えば、『まだまだ、たい焼きが恋しい寒さが残りますね』

 

→そして、『誰におすすめしたいのか?』を伝えたいですね。

 

→例えば、『でも甘いたい焼きはちょっと・・・というあなたに』

 

→このようにすると、イメージしやすくなります。

 

→この後、商品につなげるといいでしょう。

 

→最後は、行動の促しです。

 

 

 

【変更後看板の文章】

 

<例えば>

◆店頭看板の事例(たい焼き店の明太子もちチーズたい焼き)

まだまだ、たい焼きが恋しい寒さが
残りますね。

でも、甘いたい焼きはちょっと・・
・というあなたに

新登場の明太子もちチーズたい焼き
1尾¥230は、いかがですか?

つぶつぶ明太子ととろとろチーズが
絡んで、組み合わせバッチリです。

お餅のもちもち感も絶妙で、一度食
べるとやみつきになりますよ!

土曜と日曜限定ですので、週末に、
是非お試し下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』

 

 

 

【今回のポイント】

 

→お店が言いたいことをお知らせするのでなく、お客さんが聞きたいことをお伝えするのが今回のポイントです。

 

→そのためには、『誰におすすめしたいのか?』は、外せません。

 

→しかし、ここを嫌がるお店が結構あります。

 

→理由は、下手に絞ると見込み客が減ると考えてしまうからです。

 

→これは勘違いで、絞るのでなくハッキリさせることに意味があります。

 

→今は、『こんなお客さんには、こんな商品』とハッキリさせて、選びやすくする方が喜ばれるのです。

 

 

 

 

こんな感じです。

 

店頭看板の書き方はいろいろあります。

 

納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

伊丹芳則