こんにちは、値上げの専門家(中小企業診断士)の伊丹芳則です。
金融機関さんの『資産運用』に関する気になる店頭ポスターの事例を紹介します。
【現状の店頭ポスターの書き方】
【コメント】
金融機関さんが、『資産運用』をおすすめしている店頭ポスターです。
キャラクターがとても目立っていますね。
日本では、『貯蓄から投資へ』の流れが、なかなか進まないようですね。
一番の理由は、『投資に対する知識が少ないこと』ではないでしょうか?
だから、『投資は怖いものだから、下手に手を出すと、大損してしまう』というイメージが今でも残っています。
確かに、その通りです。
しかし、これからの『インフレの流れ』だと、今のまま『預貯金』にしておくと、お金の価値がどんどん減って行きます。
そうすると、老後の不安はますます大きくなるのです。
そんなことにならないために、『投資』は必要になっています。
そんな不安を少しでも解消できるようなメッセージを作ってみたいですね。
ちょっと変更すると、もっとよくなるポイントを、下の流れで説明していきます。
『>』が原文。
『→』が説明文。
『◆』が変更文。
【現状看板の文章】
>そろそろお金のことを考えないとな・・・
>資産運用考えてみませんか?
→まずは、お客さんが感じていることを、言葉にして投げ掛けます。
→例えば、『お金は増やしたいけど投資はちょっとと不安を感じていませんか?』
→そんな人は、どうすればいいのかを、この後伝えます。
→そして、具体的なやり方の一部を伝えるといいでしょう。
→最後は行動の促しです。
【変更後看板の文章】
<例えば>
◆店頭看板の事例(金融機関の資産運用)
っと』と不安を感じていませんか?
そんなあなたでも、基本さえ押さえ
ていれば、安定的にコツコツとお金
を増やすことが期待できますよ!
例えばお金を次の4つに分けます。
(A)生活費に使うお金
(B)数年後に必要なお金
(C)もしもの時に使うお金
(D)将来のためのお金
この中で当面使う予定がない(D)
のお金を投資するといいですね。
できれば少額から始められる投資信
託で、安定重視の分散投資がいいで
しょう。
少しでも不安があれば、窓口まで、
必ずご相談下さいね!
『店名』『電話番号』『営業時間』
【今回のポイント】
→言いたいことを言うだけでなく、お客さんが聞きたいことを伝えることが今回のポイントです。
→一番は、『投資に対する不安』でしょう。
→これは、『投資に対する知識が少ないこと』が理由なので、最初は基本の情報から伝えなければいけません。
→だから、窓口に相談に来られても、すぐに商品をすすめるのでなく、基本の情報を伝えることを意識する必要があります。
→それでも不安は無くなりません。
→それでも、『この人が言うのなら、大丈夫かも』と、思ってもらえたら、決断がしやすくなるはずです。
→そうなるまでは、しっかりと相談に乗る覚悟を持って下さいね。
こんな感じです。
店頭看板の書き方はいろいろあります。
納得のいくところだけ、採用いただければありがたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則