店頭看板は『どう書くのか』よりも『何を伝えるのか』で書きやすくなります | 値上げができる店頭看板の考え方・作り方

値上げができる店頭看板の考え方・作り方

もしも今、みんながサボらず一生懸命働いていて、利益が思うように出ていないのだったとしたら、それは単価が低いのが原因です。思い切って値上げをしてみませんか? 店頭看板を通じて、値上げができる考え方をお教えします。

こんにちは、販促相談員の伊丹芳則です。


『店頭看板を書きたい』けど、『どう書けばいいのか、分からない』と、言われるスタッフさんが多いです。

 

確かに、『どう書けばいいのか?』、悩むと思います。

 

しかし、その前に、『何を伝えたいのか?』、を整理しておくと、悩みが少ないです。

 

箇条書きでもいいので、『何を伝えたいのか?』を書き出してみましょう。

 

 

一番伝えたいのは、やっぱり『商品のこと』だと思います。

 

しかし、『商品のこと』を、イキナリ書き始めるから、上手く書けないのです。

 

おまけに、売り込み臭が強くなって、お客さんの反応も悪くなります。

 

 

なので、『商品のこと』を箇条書きで書いたら、次は、その商品を一番オススメしたい『お客さんのこと』を箇条書きで書きましょう。

 

『お客さんのこと』を箇条書きで書く場合は、『お客さんの現状』を書きます。

 

例えば、『お客さんの現状から望むこと』や『お客さんの現状の悩み』などです。

 

できれば最初は、『お客さんの現状の悩み』の方がいいと思います。

 

なぜなら、『望み』は、現状ではまだ困っていませんが、『悩み』は、現状で今すぐ困っていることだからです。

 

その『お客さんの現状の悩み』を箇条書きに書いたら、次は、その悩みによる痛みなどで感覚を刺激する問い掛けを作ります。

 

例えば、『視覚』なら、『こんな風に見られてイヤだと、思ったことはありませんか?』

例えば、『聴覚』なら、『このようなことを言われて、傷ついたことはないですか?』

 

例えば、『触覚』なら、『ここが、こんなに痛くて、不便を感じたことはありませんか?』など

 

 

感覚を刺激する問い掛けで、すっかり忘れているお客さんの記憶を思い出してもらうのです。

 

そうすると、記憶が思い出されて、そのシーンが頭の中でイメージされるので、自分事になり関心を持ってもらいやすくなります。

 

 

 

ここで初めて、『商品のこと』を伝えられるのです。

 

 

 

ここまでを整理すると、

 

◆(1)『商品のこと』を箇条書きする、でも、すぐには書かない

 

◆(2)この商品を一番オススメしたい『お客さんのこと』を箇条書きする、まだ書かない

 

◆(3)『お客さんの現状の悩み』を箇条書きにする、これもまだ書かない

 

◆(4)その悩みによる『痛みなどの感覚を刺激する問い掛け』を作り、これを店頭看板に書き始める

◆(5)『そんな時は、この商品がオススメ!』と書いて、この後、『商品の特徴』を説明する

 

 

 

こんな感じで、店頭看板の基本を作ることができます。

 

 

どうでしょうか?

 

 

何となく、お分かり頂けたでしょうか?

 

 

もっと簡単に説明すると、まず『お客さんのこと』を書いて、次に『商品のこと』を書けばいいのです。

 

 

この基本が分かると、『もっと伝えたいこと』は、後から付け加えればいいだけになります。

 

 

例えば、『その悩みを解決する8割を決める原因は、これです』として、『その対策として、この商品があります』とすれば、その商品の信ぴょう性が高くなるのです。

 

また、最後に、『お客さんの始めの一歩となる行動』を書いて促せば、それに従ってもらいやすくなります。

 

例えば、『こんなことが気になったら、まずは、こちらまでご連絡下さい』と書いて、『店名と電話番号』を書いておけば、連絡してもらいやすいです。

 

 

 

『どう書くのか?』よりも、『何を伝えるのか?』が重要になります。

 

まずは、『何を』を箇条書きに書き出すことから始めて下さいね。

 

そうすると、意外と簡単に出来上がりますよ。



最後まで読んでいただきありがとうございました。
伊丹芳則