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縁切り日記

都内在住、元夜の世界の住人、現在はアタオカ発達障害、仕事ができなくても、コミュ障でも運だけでなんとか生きているメンヘラ子なし兼業主婦

12月18日の夜、兄から電話が来た

 

「ailureか?さっきお父さんが死んだらしい」

 

はい?

 

「浴室で、救急車や警察が来て、叔母さん(近所在住)も来て、お母さんも大変で、また後で連絡する」

 

死んだ?浴室?ヒートショック?

 

その日は寝ても夜中の3時まで寝付けず、その後もウトウトしていただけで朝を迎えた

 

次の日の昼にまた兄から電話が来た

 

「葬儀は12/26、来られるか?詳細は決まったらまた連絡する」

 

そしていきなり母に代わった

 

「ailure?お父さん夕べ死んだの、お風呂がやけに長いと思って見に行ったら、浴槽の中に完全に沈んでいて・・・・」

 

母によると、父はおそらく入浴中に意識を失い、そのままお湯の中に沈み窒息死というか溺死したらしい

 

沈んでいた父を引き上げ、浴槽の縁に頭と腕をかけて、隣人に助けを求めに走り、二人で浴槽から出して、心臓マッサージをして、救急車も呼び、父は搬送されたとの事だが、発見時にもう父は亡くなっていたらしい・・・・・

 

昔、死亡が確認された場合は救急車に乗せないと聞いたが、死因を特定するために乗せて病院に向かったとの事

 

救急隊員だけでなく、警察も一緒に来て、浴室と父の部屋の写真を撮っていったそうだ

 

父は病院ですぐに司法解剖にかけられたが、30分や1時間で結果は出ず、母は病院の廊下で一人数時間いて、職員の人が毛布を貸してくれたが寒くて眠れず、タクシーで帰ろうと思ったけど、もう営業時間が終わっていて呼べないと病院の人に言われたので、兄を呼んで車で自宅に戻った

 

さぞかし気落ちしているかと思い、「お父さん死んでつらいでしょう」と言ったら、なんと

 

「寝たきりにならなくてホッとした、死んでくれて嬉しい」

 

恐ろしい女だ・・・・・・・・・・

 

しかも声が10歳ぐらい若返っている

 

いや、きっと強がっているのだろうと、次の日聞いてみた

 

「お母さん、お父さんいないと寂しいでしょう?」

 

「せいせいしてるわ」

 

・・・・・そんなに夫が嫌いだったのか

 

さらに次の日「お母さん、49日まで故人の持ち物は捨てない方がいいんだって」

 

「もう全部捨てたわよ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

母は数年前「もしお父さんが死んだら、一週間ぐらいは泣いて暮らしているだろうけど、それ越えたら楽しくて仕方ないだろうなあ」と言ってたが

 

1日も泣いてないようだ

 

まあ、落ち込むよりいいけど、ここまではっきり長年連れ添った夫を切り捨てる女がいようとは・・・・・・

 

これを書いている時点ではもう葬儀も済んでいるのだけど、私もあまり悲しさを感じなかった

 

驚きはしたけれど、不思議な程、悲しみはない

 

どこか傍観している自分がいる