ペンギンになりたい -2ページ目

ペンギンになりたい

なりたかったんです・・昔。
そんな今はうさぎになりました。
今度はどんな夢を描こう

寒い~寒い~


気がつけば10月になっていた・・・


4月から8月は、ずっと、東北に行っては帰り、行っては帰りで

どこに住んでいるんだか、なんだかよくわからなかった。

しかも、途中で千葉から神戸への引越しもはさみ、でも実家は千葉にあるし

自分の荷物は神戸にもあるし、でも寝る回数はあきらかに東北のが多いし・・・


はて、来週はどこにいるかしら?なんて自分でもよくわかんなかった


そのなかでわかっていたことは

人と人とつながりながら生きているっていうことだった


正直なところ、

いままでそんな感情はあまり抱いてこなかったのかも


友達も、家族も好きだったけど


でも結局は明日のことは一人で考えて

行きたいところがあったら一人で行くし、やりたいことがあったら、自分で決めてた



でも、違った


東北にいると

仲間がいた


おなじチームで動く仲間 違うチームでも支えてくれる仲間


明日はどうするか、ここの支援はどうするか、これからどうやってかかわっていくか


みんなで考えて

みんなで決めて

一緒に動く


そうしないとうまくまわらない


もちろん、答えはいくつもある

正解もいくつもある・・・というか、模範解答なんてものはないのかも


でも

決断しないと進まない 決めないということもまたひとつの答え


苦しいこともあったし、もどかしい思いもあったけど


これが、自分が今まで避けてきた「もの」かと

楽しみながら過ごした



約4ヶ月にわたって過ごしていれば


少しずつ通る道の変わっていく様を感じる


でもきっとそれは、「見かけ」であって


「中身」ではない


別に中身を変えたいと思ってるわけじゃない

でも 少し動くことで、思い出に色が加わるなら

そうしたいと思う


白と黒の表情のない 寂しい思い出から

きれいに色づいた

自分の糧になる思い出に・・・



「お母さん死んじゃった

  おばあちゃん、まだ行方不明なんだ」


って下を見ながら話してくれた、あの男の子は

きっとまだ

笑顔になることがあっても、そのことを抱えているんじゃないかなぁ


忘れる必要はないと思う


自分がそうだから・・・


でも、少しでも

その過去がきれいに色づいた思い出に変わることにつながるなら


いや、つなげるために


やっぱり あっちに行きたいなと思ってしまうのです


二回目の石巻は

5日間の予定だった


長いスパンでと思いつつも

その時点で 自分の中では一週間くらいが「長い!」と思える期間だった


その後の予定ももちろん入っている


いくつか入ってる


そうだったのに



結論から言うと5日の予定が三週間に延びた


帰る日の前日

車で街中を走っているときに見えた景色


その景色を見て


本当に明日帰るのか?と疑問になった

帰っていいのか・・・


確かに、自分ひとりの力は微力だ


だけど

それでもここで何かしたいと思った

なにかできるのであれば、残ってやり続けたいと思った


一緒に活動していた人が言った

「ここにいれば、必ずやることはたくさんある」


ああしたい、こうしたいではなく


これもあれもとやることがある


だって当たり前が奪われた街だもん



だから帰りのチケットをキャンセルして、入っていた予定も

すべてキャンセルして


残ることを決めた



 書こうと思ってだいぶ間があいてしまいましたが・・・(^_^;)



初めて石巻に向かったのは、4月はじめ。


テレビで被災状況を眺めては、何ができるんだろうと一喜一憂し

そこに今すぐ行けない自分に情けなさを感じ

それでもこの3月いっぱいで仕事をやめてフリーになるということが決まっていることに

「良かった」と思えてしまいながら過ごした


とはいえ、はじめてむかうことに、ためらいも不安もあった

ましてひとりだし


なので、とりあえずの土日ツアーに参加


でも、これで様子を見て必要なものを準備して後日もっと長い期間でいけたらと思っていた



あっという間の土日参加が終わり、帰ってきてからは次にいつ行くことしか考えてなかった


決める理由は大好きなバンドのLIVEが終わってから( ´艸`)


これだけははずせない!!



けっきょく、次に向かうのは一回目から10日後の日に決まり、それまで地元でなんやかんや過ごした


その数日間


気持ち悪さが抜けなかった


人ごみを歩くこと


普通に家にいること


当たり前のように生活できること


そのすべてが


気持ち悪くて


気持ち悪くて


よくわからないまま時間が過ぎていく感じだった



バスで数時間で到着できる場所では

電気も水道もガスもままならない


家も壊れ、町中には泥と家具が散乱している


食事も寝る場所も十分でない


そんな場所があるのに


少し離れてしまうと

家には壁と屋根があった

守られた空間で寝ることができる


街にはなにも転がっていない


電気も水道もガスも問題なく使える


たぶん

その今まで当たり前だった生活が


当たり前と思いきってしまっていたこと


そして、当然あるものと疑いもせずに生活していることに



違和感を覚えたんだと思う



誰もがそこにある生活スタイルを当たり前だと思っている



当然だ



生まれたときからあるんだもん


でも 突然それを奪われたら・・・



奪われた場所と当たり前な場所そのどちらも

「人」が生活していること


そして

当たり前な場所からは


安全な家の中からテレビという画面を通して


同情を寄せているだけのような気がして


気持ちが悪かった



ここに本当にいたいのか?





その答えはNOだ


だからすぐに また石巻に向かった