事の起こりは、インベスターズの資料請求に応募したことから始まった。


数ある不動産投資の資料請求の一つに過ぎなかったのだが、
資料で紹介されているオシャレなアパートの外観と、
最新で充実した内装や設備
入居率97%以下を切ったことのない高い実績、
そして2年間に渡る満室保障が僕の目に魅力的に映った。


特に2年間満室保障(入居が付かない部屋に関しても
会社がその分の家賃を保障してくれる制度)については
よほど自社の物件に自信がなければできない条件だと思った。


だが、それでも僕は自分から電話をかけて
話を聞きたいという行動には出れなかった。


興味は大いにあるが、
やはり不動産投資は怖いものだという思いがあったからだ。

テレビやネットの中で悪徳不動産屋に騙されて
損をしている人の様子や噂を沢山聞いていたし、
何より数千万円という高額な買い物だ。

自分から踏み出すには、あまりにも壁が高く見えた。


そして僕の不動産投資に対する思いは諦めへと変わり、
その資料とともに部屋の中へ埋もれていった。



それから数日の時が経ち、そんなことも忘れかけていた頃、
僕の携帯に一本の電話がかかってきた。

それはインベスターズ営業部U氏からの電話だった。


続く・・・。