先日、6年間勤めた職場を退職しました。
部活動も一切せずに成人した私は
まるで世間知らずで
ほぼ金髪、化粧で目の周りは真っ黒
そんなことすら何とも思わず
入職した。

1年目から先輩たちに
挨拶から、返事から、言葉遣いから

こっぴどく 躾られた。

体育会系の職場だったから
若さだけを頼りに体力がもつまで
尻を叩かれ、業務を詰め込まれた。

でも辛いとは思わなかった。
先輩も一緒に残って指導してくれてると
思うと、業務を早く覚える事に
とにかく必死だった。


医療行為が怖くて、ひとり非常階段で
泣きべそをかく時もあった。

仲の良い患者さんが亡くなった時
自分の職業に恐怖を感じた。

悔しさをバネに
辛さを笑顔に変えて

少し無理をしながら頑張った6年間

私は成長できたのか、
燃え尽きたのか、

まだ頑張れたんじゃないか、
もう充分頑張ったんじゃないか、

未だ葛藤している。

でも決めた転職に今は後悔していない。

驚いたのは、
自分が思う以上に
周りの私に対する評価が高かった事。

院内でわざわざ駆けつけてきて
泣いてくれた後輩の看護師さん、
最終日にケーキを買ってきてお別れ会をサプライズしてくれた現場のスタッフ
他の用事を蹴ってまで、飲み会を開いてくれた委員会の皆さん
最後まで辞めて欲しくないと出した辞表を
返しにきてくれた事務の人たち
そして、お別れムービーまで作ってくれた
部内のみんな

本当に別れを惜しんでくれて胸がいっぱいでした。感謝してます。

仕事が生き甲斐だった20代
私は初めての職場がここで
本当に良かった。

こんな私にも
出来ることがあると教えてくれた。

私の財産になりました。