ドイツのエッセンに行ってきました。
社会科の苦手だった私でも知っている、ルール工業地帯。
旅の目的は、世界で最も美しい炭鉱と言われる ツォルフェライン炭鉱跡。
貴重な産業遺産として、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
エッセンの中央駅から、107番のトラムで約20分。
Zollvereinで降りると、すぐに見えました。
正直、他の炭鉱を見たことがないため、
炭鉱として美しいかどうかは比較のしようが無いのですが、この立坑櫓は素敵。
機能美というか、潔さというか、私好みの形ではあります。
THE COAL WASHING PLANTに入ってみました。
インフォメーションやカフェのある24-m-levelは見学自由。
大きな重機が並んでいます。
操作盤や荷車など、稼動当時を思わせるものもありました。
熱で溶けたであろう穴がリアル。
武骨さがたまらなく好きです。
チケットを購入すると、他フロアーにあるルール博物館に入ることができます。
現在 特別展では、炭鉱で働く人々や生活などの写真展が行われていました。
最盛期の豊かな頃から、炭鉱閉鎖によるデモやストライキの写真まであり
石炭時代の栄枯を目で見ることができます。
外に出て、敷地内を一回り。
red dot design museum
COKING PLANT
せっかくだから歩いてみよう、と気軽な気持ちで向かったのですが、
とにかく広い。。。
それもそのはず、1986年に操業を停止するまでは世界一の大きさを誇ったそうで、
総面積は830ヘクタールにも及びます。
改めて、ツォルフェライン炭鉱のすごさを実感。
どこまでも続く線路(遊歩道)。
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さて、炭鉱前から107番のトラムに乗り、
次に向かったのはフォルクヴァング美術館。
※街を縦断している107番のトラム、駅表示には観光名所も記入されていて、
エッセン観光には重宝しそう。http://www.kulturlinie107.de/
Ruttenscheider Sternで下車すれば、あとは案内表示に沿って歩くだけ。
ふんだんに光が差し込む、近代的な美術館でした。
ゴッホの「ローヌ川の小船」が展示されています。
ゴーギャン、ルノアール、シャガール、ムンクと、日本でも人気のある画家の作品も多く
贅沢な美術館だったように思います。
近代アートも豊富。
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今回は電車での日帰り一人旅でした。
言葉もあまり通じず、ひどい方向音痴ぶりが炸裂したけど
念願の場所を訪れることができたし、なにより楽しかった。
エッセン。
かつて栄えた炭鉱の町というから、寂れた田舎町かと思っていましたが
駅前にはビルが立ち並び、綺麗に整備された大都市でした。
びっくり!
おいしかったよー。どうもありがとう^^