きららちゃんが息を引き取りました。
19歳。大往生だね。
今日は亡くなって2日目だけど、
まったく心の整理ができていないので
このブログでつらつら吐き出しながら
心の整理をしたいと思って書いてます。
読んでて楽しいブログでもないと思うし、
綺麗な話じゃないので、苦手な人は読まない方がよいかもしれません。
きららはもう1年以上寝たきりで
自分でご飯も食べられないし、お水も飲めないし
寝返りもできない状態でした。
4年前くらいから少しずつ歩けなくなってきて
一度完全に歩けなくなったんだけど、
皆が見てないところで玄関で必死にリハビリしてて
(お母さんが目撃してた)
もう一回歩けるようになったの。
その時は「すごいねー!奇跡だね!!!」
ってすごく喜んだけど、やっぱり長時間は歩けなくて。
おしっこしたまま座り込んで立ち上がれなくなるのもしょっちゅうだったけど、
それでも、どうしても自分で立ち上がりたい、お外に出たいって気持ちが強かったんだと思う。散歩中は楽しそうだったしね。
でも歳を重ねるごとにゆっくりゆっくり
歩けなくなって、自分で立ち上がれなくなって、動けなくなって
寝たきりになって。
最初はまた立ち上がれるようになるんじゃないかな?
なんて少し期待したけど、
やっぱりもう立ち上がれることなかった。
しかもそうやって過信してたばっかりに
きららに床ずれを作ってしまったわけ。
本当バカだよね。お前本当に介護学んできたのか?って感じよ。
こうなるって絶対わかってるのに
なんでちゃんと事前にマット買ってないの?
なんでもっと体位交換してあげなかったの?
って今でも後悔してる。
ずっと後悔しか残らないんだろうけど・・・
結局この時、両太ももに一カ所ずつ
どでかい床ずれができてしまった。
出来てから初めて「あ、もう歩けないんだ」って実感して、
今更遅いし私はなんでいつも後から気づくんだろうって
本当に頭おかしいよね。
ぐずぐずになった部位の毛を切って
消毒して、ラップを貼って、素人だけどできる範囲で手当した。
そのあと病院お薬もらって手当してもらったんだけど、
獣医さんに
「今ネットとかでこういうモイストヒーリングとか書かれてるけど、僕はあまり好きじゃないんだよね・・・」
って言われたの。
※モイストヒーリング(湿潤療法)
『モイストヒーリング』は別名を閉鎖療法または湿潤療法ともいわれ、患部を湿ったまま密封する傷ケア方法です。 これは、細胞の成長や再生を促す成分が含まれる体液(傷口から出てくる透明な液体)を傷口に保持することで、人間が本来持っている自然治癒力を引き出すという療法です
私が過去にお風呂で倒れて鼻の付け根をケガした時に、
この処置のおかげで1週間で傷が塞がった。
乾かしてたらかさぶたになった汚かっただろうし、かさぶたが取れるまでかなり時間がかかったんじゃないかと思う。
でも獣医さんがいうことだし、それに普通に?というかガーゼを貼ってもらった後だったので、言う通りにしてその日は帰った。
これからは体位交換してあげないと、と思いつつ
お母さんと私も仕事があったから、ご飯をあげる朝と夜の2回だけしかできなかった。
獣医さんに「とにかく清潔に、消毒は毎日してあげてください」
って言われてたから、消毒もその時に。
翌日傷を消毒しようと思ったら、
案の定ガーゼが傷にピッタリくっついちゃってて・・・
こんなん人間でも痛いじゃん。
とにかく湿らせて剥がしやすくしようとしたけど
どうしても剥がれないところもあって・・・
痛いの分かってて剥がすなんて辛いし、
私なら人に無理やり剥がされるのなんてまっぴら御免だよ・・・
でもこうなった責任は私にあるし、
家族にに頼んでも「無理!」の一点張りだし。
キララもおびえた感じでこっちを見てるから
私がおどおどしてたらキララだって不安になるじゃん。
私が痛いなんて言ってたらキララはもっと痛くなるじゃん。
って自分に喝をいれて
「今から剥がすからね~。大丈夫だよ~」て言って剥がした。
キララも一瞬びくっとしたけど、なんとか大丈夫だった。
でもきっと痛かったよね。ごめんね。
そのあと壊死した皮膚を切って、毛を切って
消毒してお薬を塗っての繰り返し。
その時やっぱりガーゼはやめようって決めた。
獣医さんには怒られるかもしれないけど
たぶんこれじゃ良くならないきがして・・・・
繊維も傷について大変だし、ガーゼ剥がすときに大事な細胞まで剥がしちゃいそうで怖かった。
だから
消毒→お薬→ラップ→テープで固定→おむつパットの切れ端→テープで固定
こんな感じで毎日手当してた。
最初は体をひっくり返すのも怖くて、
関節折っちゃわないか、どうやったら新たな床ずれを作らないようにできるか、今の床ずれを少しでも良くできるか
体が辛くならないかを考えて恐る恐る介護してたなあ。
なにせ体が大きくて、お母さんとあれこれ意見言いながら毎日やってた。
おかげで1か月後にはかなり良くなって
半年後くらいには左太ももの床ずれはほぼ完治。
だけど、右太ももの床ずれは、息を引き取る日まで完治することはなかった。
4分の1くらいの小ささにはなってたし、
「もう少しで傷の真ん中くっつきそうだね、分裂しそう。すごいねキララ。頑張ってるね」
ってお母さんと息を引き取る1週間前まで話してた。
介護にも慣れた今年の7月。
うちエアコンなくてさ、毎年扇風機でしのいでるのね。
温暖化のせいか年々気温も上がってて、こっちも35度とか普通に超えるじゃん。
私今年の6月いっぱいで前の仕事が契約満了だったから
7月は就活してたわけなのです。(実際は月末から動いた)
暑い日が恐ろしく続くので
人間ですらひどい状態じゃん。エアコンないって。
犬なんて毛皮着てるからもっと地獄じゃん。
保冷剤をタオルで巻いて脇の下に挟んだり
首元に挟んでキララ専用扇風機を稼働させてしのいでいたんです。
ここから
かなり気持ち悪い話になります。
グロ・虫が苦手な方はお戻りください。
実はうち、まだぼっとんトイレなんです。
そのせいかたまにハエが飛んでいるんですね。
ちなみにキララは寝たきりなので
おしっこもうんちも垂れ流し状態です。
どうやって処理しているかというと、
上半身~お腹あたり→低反発マット
下半身→ドーナツクッションに人間女性用尿とりパッドを装着
という感じ。
なので赤ちゃんにはかせるパンツタイプのおむつに、尻尾を出す穴をあけてはかせる
というのも一度はやりましたが、
結局量もすごいし、頻度もそれなりにあったので尿とりパッドを敷いて
オープン状態で交換してました。
用を足したらこまめにおむつを替えて清潔にしていたつもりでしたが、
オープン丸出しであれば、まあ、ハエも狙いますよね。
どうぞこちらですって言ってるようなものだもん。
7月29日
前日にいきなり履歴書を送った会社から
「今すぐ面接にこれるか?」と言われ
さすがに心の準備が出来ていなかったのでこの日にしてもらった。
朝の体位交換は母に任せようと思い、家を出る前に一声かけて出かける。
でもその前にキララのおむつを交換していこう。
そう思いキララの腰を浮かせる
と
ボタボタボタッ・・・・・・・・
????
?
ウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャ
?!?!?!!?!?!?!?!!?!?
「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「なに?!?!?!なにこれ?!?!?なに?!?!?」
母も私も顔面蒼白
「蛆だ」
確かに予兆はあった。
おむつに茶色い汁?たまに薄く血がついてたりして
血尿かな?すこし様子を見ようか、と母と話していた。
確かにその汁みたいな血が付く場所が少しずれているとは思ったけど
まさかハエが卵を産んでるなんて思ってもみなくて。
そもそも動物に卵を産むなんていう仕組み?概念?生態?
なにもかも理解してなくて発狂してた。
あの時は狂ってた。
面接まであと1時間。
キララに寄生する蛆。
もうどうしたらいいかわからなくなってた時
タイミングよく弟が帰ってきていた。
「ねえ、どうしたらいいのこれ、どうしたらいいの?取って!取ってよ!!!」
今考えるとたぶん私はこの時、文字通り「発狂」していたと思う。
母が
「いいから。とにかくあんたは面接いってきなさい。帰り動物病院に寄って話聞いてきて」
このまま置いて行っていいのか?
帰ってきたら死んでいるんじゃないか?
どうしてこんなことになったのか
弟が手袋と薬、紙袋を準備していた。
母に促されるまま面接会場に向かった。
それが面接40分前
車の中にいても落ち着かなくて何も考えられなくて
オーディオもうるさくて全部消して
とにかく自分の心臓の音だけがうるさくて
なんでこんなに心臓がうるさいのか、面接のせいなのかキララのせいなのか
わけがわからなくて
とにかく早く帰ろう。必要なものを調べて買って、先生に聞いて早く帰ろう。
頭の中はそれしか考えてなかった。
面接中いまだかつてないほどボンヤリしてて
なにに緊張してるかもわからなくて
今思い返しても酷い受け答えだったと思う。
面接官「なぜ介護の資格を持っているのに、その仕事につかないんですか?」
私「排せつ介助が苦手だからです」
面接官「車の運転をしてもらうこともあると思いますが、運転は好きですか」
私「まあ嫌いじゃないです」
面接官「えーっと、・・・普段は明るいんだよね?」
私「はい、たぶん明るいと思います」
ひっどい受け答え。
何かの流れで犬の話になって
面接官「でもさ、犬の排せつ介助はできるんでしょ?人間のも一緒じゃん?なんで?」
私「・・・愛だと思います」
面接官「アハハハハハハハハハハハwwwwwwww」
私「・・・・・」
面接官「ハーw愛ねぇ~・・・そうですか」
何にも考えずに「愛」ですって言ったけど、
私は冗談でもなんでもなく真面目にすんなり出た言葉だった。
私にとって排せつ介助は、その人のこと私が愛してないと出来ないことだから。
だから私は、介護に携わってる介護士、看護師、調理師、ケアマネ、清掃員・・・
介護にかかわっている人たちを心の底から尊敬するし、感謝してる。
赤の他人を介護するのは、私にはきっとできないと思う。
面接が終わっていつもの動物病院へ。
獣医「手で取るしかないです。そもそも蛆がわいてる時点で犬はかなり弱ってる。市販の蛆殺しが効く犬もいるって言いますけど・・・」
それ以上なにも言ってもらえなくて、もう自分でどうにかするしかないと思って、ネットで調べた道具を買いに100均へ。
そのまま家に帰ると横になったキララが。
蛆は見当たらない。
良かったー・・・・
母「弟がとってくれたよ。弟がいてよかったね。」
私「よかったーーーーーーーー。弟まじでありがとう」
弟「グオーーーーーーーーー(寝てる)」
母「面接どうだった?」
私「もうそれどころじゃないよ(笑)」
母「ははは」
私「さ、きらちゃん、取ってもらってよかったね。もっかい見てみよっか?よいしょっ」
ボタボタボタボタボタボタボタ
「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
もう地獄絵図
私「ひどい!!まだこんなにいるじゃん?!なんで全部取ってくれないの?!?!?!」
母「さ、さっきまでいなかったんだもん!」
全部おしつけて私も本当にひどい奴だよね。
でもこれも自分でどうにかするしかない。
キララは自分で取れない。
弟も寝てる。
後から調べたら
ハエは1度に50~150個の卵を産むらしい。
確実に100以上はいた。
ほんっとうに気持ち悪くて気持ち悪くて感情がバカになって
なんなの?!なんで?!どうして?!しか考えられなくて、
でも、こんな気持ち悪いやつにうちのキララを喰われるなんて死んでもごめんだ
って気持ちが切り替わって
100均で買ってきた毛抜き、酢、消毒液を装備して
1匹1匹地道に取り除いていった。
奴らはそんじょそこらにビニールはいとも簡単に食い破るので
「頑丈な紙袋を何枚か重ねてそこに入れろ」
と弟に言われていたらしく、その通り処理した。
奴ら本当に気持ち悪くて
柔らかいところを狙って食べるの。
床ずれに傷を狙って上にのぼって、なんでわかるんだろう?
って心底ゾっとした。
気持ち悪すぎて叫びながら取り除いて
もういないかな?全部駆除したかな?
と思ったら、最期の2匹が尿道から入っていきそうになって。
気持ち悪くて手が震えて、なかなか狙えなくて、
結局尿道に2匹入ってしまったのをこの目で見てしまった。
そしたらすぐ尿道から血が出てきて・・・・
ああ
最悪だ・・・・
どうあがいても出てこなくて、
必死で監視しても全然出てくる気配もなくて
そのまま血も止まって。
ネットで調べたら、成虫になるのに必ず出てくるか、そのまま体内で死ぬ。
体内で死んだ際、アレルギー反応が出て亡くなる犬もいるって。
もうそれみて、なんであの2匹を最期に潰せなかったのか
悔しくて悔しくて、それから30分おきくらいに体をチェックしたけど
蛆はもうどこにもいなくて。
後ろ脚の内股の柔らかい部分を食べられてたみたいで
傷がジュクジュクしてて・・・気づけなくてごめんね、痛かったよねって涙が出た。
結局こういうのって飼い主がしっかり体をくまなく吹いてあげて管理していれば
床ずれ同様、絶対に防げたことだったと思うから。
心底キララには可哀想なことばかりしてしまったと後悔してます。
いつも行っている獣医への信頼が薄れてきたため、
弟の知り合いの女獣医さんに連絡を取り、こうなった際の処置を教えてもらった。
まずやはり清潔に。
毛をできるだけ剃って消毒し、赤ちゃんに使うベビーパウダーをはたくと良いとのこと。
言われた通り処置すると、確かにジュクジュクが抑えられた!!
床ずれの時みたいに湿潤療法がいいかなと思ったけど、
いかんせん蒸れやすい場所だったので・・・
結果的に1週間くらいでかなり良くなりました。
ポロポロ皮膚?かさぶた?粉?が取れてきて
そこを洗い流して消毒して、また粉をはたいて…って感じ。
床ずれとはまた違った傷だったので、
女獣医さんに聞いて大正解でした。
床ずれの時といい、今回の件といい
ジュクジュクしてるときの臭いもきつくて・・・
でも体が治そうと思って頑張ってるサインだったと思うから。
臭いがなくるとすごく安心した記憶がある。
その蛆事件があって1週間ほどは
ずっと蛆が出てくる悪夢にうなされました。
自分の中で余程ショッキングな映像だったんだなって・・・
たぶん人生初のトラウマなんじゃないかって思います。
それ以来ハエを見かけると、すごい形相のハエ絶対殺すマンになりました。
でもそれだけじゃ対処できないので、
キララの体の寸法とマットの寸法を確認し
ベビー用の蚊帳を2000円ほどで購入しました。
これがまあピッタリ。
そのおかげでハエにも襲われなくなりました。
でもやっぱり、キララを狙ってるのか蚊帳に何匹か止まってるんですよね。
もちろん見つけ次第仕留めました。
結局その後、キララの体調に変化はなく、食欲もいつも通りで事なきを得ました。
後で獣医さんに聞いたら「おそらく体内で吸収されたんだと思う」とのこと。
本当によかった。
そのあと例の会社から電話があり、内定をもらいました。
自分でもよくあの受け答えで受かったなあと思います。
後に面接官の方に話を聞くと
「心ここにあらずな適当な受け答えしやがって、顔写真の時点できかなそうな(気の強そうな)女だと思った」
と言われました(笑)
特に能力を買われたわけでもなく、まあお情け内定という感じです。
ガラは悪いけど、優しい方です。
だけど内定が決まったことを母に報告すると・・・
「今・・・?断れなかったの?」と言われました。
1年以上の介護に母も疲れてたんだと思います。
人間もそうだけど、1人で介護をするって
心身ともに疲弊するし、ずっと一緒にいるのが辛くなる。
育児も似たような感じの気持ちになるのかな・・・
今までの私の仕事は17時15分上がり。帰って18時。
そこからキララのお世話をして19時。
夜は私の当番だからです。
でも次の仕事は車通勤で残業もある。
朝晩どちらも母に任せることになってしまうんです。
そうすると土日、お休みが私の当番。
そのスタイルになって
私が20時ころに帰ってくると、まだキララにご飯をあげてない、お水もあげてない
体位交換もしてない、傷も手当してない、そんな状態の時も極稀にありました。
母も仕事で疲れてて、時間通りに起きれない日だってもちろんあります。
それなのに、「なんで寝てるの?!ご飯あげてないの?!お水あげてないの?!キララだっておなか減ってるじゃん!」
って酷いこといったりもして。後になって、なんでいつもやってもらってるのに
自分の思い通りにならないからってこんなバカみたいな文句しか言えないんだろうって
あとから自己嫌悪に陥ることが多かった。
私ってなんでこんなに幼稚なんだろう。じゃあ私がもっと早く起きてお世話すればいいだけの話で、もっと早く帰ってくればいい話で、お昼休みだって車で帰ってきて面倒見ればいい話で、結局人のせいにしてばっかりで。
お母さんにもたくさん迷惑かけました。
お世話できる土日はゆっくり話しかけてお世話出来てたけど、
キララはどう思ってたんだろう。
やっぱり「今日も可愛いね」
っていうとキョトッとして「え?本当?」みたいな顔とか
「うんうん」って目を細めたりするのが本当に可愛くて。
可愛いって言っても19歳なんだけど(笑)
でもどんなにおばあちゃんになっても、歯が抜け落ちても、臭くなっても可愛いものは可愛いのよ。
毎日
「今日は何してたのかな?楽しいことあったかな?」
「今日は何のご飯だったかな?お肉ゴロゴロ?野菜のやつかな?」
「今日も可愛いね。ラブラドール界のクレオパトラだね。クレオパトリンちゃんだね」
っていうと、すりすりしてきて、「ブーーーーー」って返事するの。
犬なのにね(笑)
毎日どんなに体をふいても、口元のマットの上に新聞紙挟んでたから
どうしても黒くなっちゃって・・・ご飯や水で汚れるし。
黒ラブだから見た目はわかんないんだけど。
19年間一緒に過ごしてきたけど
介護をした1年半くらいが一番記憶に残ってる。
手がかかるし慣れなくて大変だったけど、その分可愛さも倍になったように感じます。
10月上旬、
キララの目がおかしくなりました。
上下に振れたり、左右に触れたり、
突然予兆なくそんな症状が現れてすごく驚いた・・・
たぶん前庭疾患っていう病気で、
老化、耳のトラブル、脳のトラブルのいずれかが原因らしい。
ずっと目が回っている状態で、ひどい子は吐いたり歩けなくなったりする病気って書いてて
出来るだけ部屋を暗くして「大丈夫だよ」って撫でながら声をかけてました。
翌日には目が回ることなく、こちらをきちんと認識して首を持ち上げて反応していました。
1週間かかる子もいるって書いてたので、す、すごいねと感動したのを覚えてます。
でも今考えると、少し症状が治まってただけで
おそらく脳の方から来ていたんだと思います。
もう病院に連れて行っても
「歳だね」その一言で診察が終わってしまうから
病院には行きませんでした。
そんな生活が続いた10月30日。
母に「少しキララの様子がおかしい」と言われました。
大好きなご飯を少し残した。
起き上がるのが辛いみたい。
ご飯は何回かに分けてなら食べられる。
おしっこがあまりでない。
どこか体調が悪いのかな?ご飯を食べなくなったらあっという間だ、って話をよく聞いていたので不安になりました。
帰ってきて私も何回かにわけてご飯をあげてみると、全部食べてくれて。
なんだ、ご飯も食べるしお水も飲むし、ちょっと調子悪いのかな?って。その時はそう思ってました。
10月31日
呼吸が少しおかしいことに気付く。
そしておそらく、ほとんど眠れていない。
でもご飯はなんとか食べる。水も飲む。
お腹を少し持ち上げるとおしっこが出る。
さすがに私も不安になってきて、できるだけそばにいて、撫でて声をかけるようにしてました。
身体をトントン叩くとウトウトして、でもすぐ起きての繰り返し。
この日眠るのが怖くて、もし今寝て朝起きたらキララが死んでるんじゃないか?
ってすごく不安でした。
11月1日
この日の帰宅は10時で、
家に帰るとご飯を半分残してました。
あげても食べない。
ずっと起きてる。水は飲む。
「どうしたの?ご飯食べないの?」って聞いても反応が無くて。
母「あんた明日から旅行でしょう?なんでかこういうときに重なるもんだよねぇ」
私「私がいないときに居なくなるのだけはやめてね・・・私がいるときにしてね・・・ね、お願い」
その日深夜2時くらいまで様子を見たけど、キララは寝なかった。
11月2日
朝、昨日と状態の変わらないキララ。
それでも今日明日でどうにかならないって心のどこかで思いながら
母にキララをたくして旅先へ出発する
私が出発した後、キララはご飯を全く食べなくなった
11月3日
朝9時半、ラインが届く
「昨日からいつものご飯を食べません、ぽかりを上げてみたら少し飲みました。久しぶりにパンをあげたら、パンも少し食べました。」
旅先を観光して家についたのが17時ころ・・だったかな。
「ただいま」って帰ったら
キララがチラっとこっちをみて。
やっぱり元気がなくて。
呼吸を確認したら
たぶん、今日だって思った。
呼吸がいつもと違う、細い、また目がおかしい
14時まで母が気にかけてたらしい。
おしっこを出そうと思ったのか、少しマットがずれてて。
まず体位交換をしようと思って
ゆっくり交換した。
今思えば、交換して負担がかかってたのかもしれない。
動かさなくてもよかったのかもしれない。
そうすればあと1分、あと1秒でも生きてたかもしれない。
交換してから、体も動かなくて、息も荒くて
お水をスポイトであげてもダラダラこぼれてきて・・・
たまに舌が動くくらい。でも舌が口から出てもう戻らなくなってた。
ああ、ダメだ。もうすぐそこまで来てるんだって思ったら
涙が止まらなくて。もうどうすることもできないんだって。
電気を消して後ろからギュッと抱きしめて、頭をなでて体をさすって
どうしよう、スポイトじゃ飲まないけど、この間起き上がらせたら水飲んでたよな。
水だけでも少しあげよう。
そう思って前に回り込んで首を持ち上げて水を飲ませようとしました。
でも
首ももう上がらなくて。
しょうがない、そう思ってそっと元に戻した直後
グーーーーーーっと首が上がって
前足がピーンと伸びて
あ
これダメなやつだって
痙攣が始まって
何度もピーンってなるように顔を突き出して、足もまっすぐにのばして。
今まで出なかった分のおしっこが全部出てきて
これがきっと最期なんだ、って思っても
名前を呼ぶことしかできなくて
伸びた後、「・・・ハァ・・・・・・・・・・・・・・ハァ・・・・・・」
って息は漏れるけど、心臓を確認したら
今まで少し早いくらいだったのに全然動いてなくて。
私が頭を起こしたから?これが最期?あんまりだ、こんな最期なんてあんまりだ
私が殺したようなもんじゃないか
って思ったらもう止められなくて
ずっと名前を呼ぶことしかできなくて
そしたら
「・・・・ハァ・・・・ハァ・・・・・」
呼吸が戻った。心臓の動きも戻った。
もうだめかと思った。これが最期かと思った。
ひどく安心して、もう絶対体を動かさないと誓った。
もう一回後ろから抱きしめて頭をなでて、体をトントンした。
ごめんね。もう起こさないからね。ゆっくりしよう。
でもその15分後、
また痙攣が始まった。
体の前に移動して急いで電気をつけて名前を呼んだ
そしたらまた痙攣が治まって
「ハァ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハァ・・・・・・」
もう
「大丈夫、頑張ったね。苦しかったね。大丈夫だよ」
っていう気持ちと
「お願い、まだいかないで、おいていかないで、1人にしないで」
って気持ちがぐちゃぐちゃで
でも苦しんでる姿を見てたら
この子はいつも
生きている姿を頑張って私たちに見せてくれているんじゃないかって
風邪こじらせた時も
一度歩けなくなった時も
蛆に喰われた時も
前庭疾患になったときも
絶対1度戻ってきてくれてたねって。
だから
キララが苦しそうに3度目の息を吐き出したとき
「ありがとう。たくさん頑張ったね。
私は大丈夫。もう、大丈夫だよ。」
そう伝えたら、
キララは最後の息を吐き出して、
口をパクパクして、
ほっぺたを震えさせて
そのまま息を引き取りました。
その夜、遺体をどうするか家族と話し合って
みんな「あんたに任せるて」って。
結局、祖父の家の見晴しのいい土地に
土葬してもらうことに決めました。
火葬も考えたけど、私は多分一生骨を傍に置いておきたくなるから。
供養の仕方は千差万別だし、いろんな人の意見があると思う。
傍に遺骨をおいてても悪じゃない。
でも私はそれができないから、土葬することにしました。
翌日祖父の家に行き、みんなで穴を掘り
キララにお別れしました。
家に帰ると
いつもキララがいるスペースがガラっとしてて
ああ、本当にいなくなっちゃんだなって実感して。
その空間を見るだけで涙が止まらなくなる。
「おはよう」「おやすみ」「いってきます」
もう二度と伝えられない。
本当に心にぽっかり穴があいて
何もやる気にならない
もっとお散歩いっておけばよかった
美味しいご飯作ってあげればよかった
一緒の時間を過ごせばよかった
もっと甘えさせてあげればよかった
キララは幸せだったんだろうか?
なに言ってんだ、とか馬鹿かって思うかもしれないけど
私にとってキララは
良き友であり、姉妹であり、
彼女であり、
娘のようなものだったと思う。
辛い時は慰めてくれた、
一緒にいてくれた
笑いあえた。
19年。
0歳から19歳なんて
人間でいったら、出産~ほぼ成人だもん。
もちろん産んでないけど。
それでも
私にとって、私の人生の中で1番大切な存在だった。
当時、犬の知識もなかったし
予防接種?なにそれ?状態だったし
お散歩たまにさぼったし
ぬいぐるみかってわざとヤキモチやかせたし
どっちの手に入ってるーも、どっちにもエサいれなかったし
そういえば、従弟が迷子になって警察に保護された時
リードが外れてたのに従弟のそばを離れなかったね。
いつもは好き勝手走り回ってこっちが追いかけるのに。
足をケガして帰ってきた時は
心臓止まるかと思ったよ。
おりこうさんだったね、えらかったね。
痛かったろうに、ちゃんと従弟も
守って帰ってきてくれたんだね
って涙が出たよ。
ここぞという時はやる女だもんね。
さすがだよ。痺れるよ。
あとさ、
私はたくさん夢を見るけど、
1度も出てきてくれないってことは
未練なく天国に行けたと都合よく解釈するよ??
私はいつでも都合よく
解釈する人間だからね?
何か言いたいことがあったら、
いつでも遊びにきていいんだからね。
でもひいばあちゃんの誕生日に亡くなったから、
もしかしてひいばあちゃんが付いててくれてるかな?
ひいばあちゃんとっても優しいし、動物大好きだからね。
安心してね。
私はキララにとって
いい飼い主じゃなかったかもしれない。
でも、
キララのことは世界で1番大好きだったよ。
キララのおかげで
命の大切さ、
命を預かる責任の重さを知ったよ。
私の無理な「お願い」聞いてくれてありがとう。
辛いのに最期までたくさん待たせちゃったね。
いつも私のせいで体に辛い思いをさせてごめんね。
あっちではまたいっぱい、
たくさん走り回って
美味しいものたくさん食べてね。
しばらく走れなかったから
たくさん走ってるかな?
今までありがとう。
私もその時まで頑張るよ。
いつか絶対迎えに来てね。
ってお願いしたいけど、
今度は私がキララを探せるように頑張るね。
頭に2本白髪があるから、きっとすぐ探せるね。
だからそれまで少しだけ、お散歩しててね。
ありがとう。
ずっと大好きだよ。
絶対にまた会おう。
またね。












































