腕に骨がない?という経験

 

まだ、岡本正剛先生から合気を教わっていた頃、腕をとらせていただくと骨の感覚がわからないということがよくありました。

 

骨がないと、しがみつくということが難しいというのもあるのですが、別の観点として、腕存在がそれほど愛機には関係ないのかもしれないという推測がそこで生まれました。

 

それは、今まで前腕で合気をかけようとしてきた私にとっては重要な要素を取り除くという前提条件の欠如とも言える思考の再スタートでした。

 

結果的には、骨を使うことなく相手に合気をかけるこのスライド合気の誕生となったわけですが、このスライド自体は骨を使うというより相手の手の内側をピストンで言うところのシリンダーにして、自分の腕をピストンに見立てて起こる現象です。

 

これは、多分今年になって初めて公開した技なので、過去動画を見てもそれほど見かけないので注目していただいた様です。

 

大東流合気柔術の合気技法に特化した合気感覚

https://www.street-academy.com/myclass/29365?conversion_name=direct_message&tracking_code=80e35eb4733d87c02dff82fb0b437dd7