こんにちは! Hiromiです
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さてさて お待たせしました。。。
昨日の続きです
ご覧になっていない方はこちらから読んで、続きをご覧くださいませ
森の奥まった所に、多くの弟子たちに囲まれて
釈迦が座っていました。
噂以上に美しいお姿でした。
王様は釈迦の前に進み出ると、恭しく礼拝し、
持ってきたダイヤモンドを差し出しました。
王である自分が、ここまで人に礼を尽くしたことは今までにありません。
「これをお受け取りください」
・
・
しばらく時間が止まりました。
すると、釈迦は静かに言いました。
「それを落としなさい」
「!!」
( 世にも稀なこの宝石を落とせというのか!?
貴重な宝に対して、そのような行為をしろと言うのか。 いやまてよ、相手はお釈迦様だ、
何か深いわけがあるに違いない )
王様は心の動揺を押し殺して、そのダイヤモンドを地面に捨てました。
( そうか!王妃の言う通りだ。このお方は、このような宝には目もくれないのだ。彼女が言うように一本のハスの花をお喜びになるのだ!)
王様は用意していたハスの花を手にすると、再び恭しく釈迦の前にに差し出しました。
また時間が止まりました。
・
・
すると釈迦が静かに言いました。
「それを落としなさい」
「!!!」
王様は途方に暮れてしまいました。
( 悟りの象徴のハスの花まで、落とせと言うのか、、わしはどうしたらよいのだ。
王としての面目も丸つぶれだ。)
しかたなく王様はハスの花を
地面に落としました。
もう差し上げるものはありません。
どうしていいか分からずに、それでも王の体面を何とか保とうと、その場に立っていました。
すると、一番前にいた高弟たちがクスクスと
笑い出しました。
王様は、何だか自分が馬鹿にされているような
気がして、高弟たちに尋ねました。
「あなた方は何を笑っている。失礼であろう」
すると、高弟の一人が答えました。
「お釈迦様はダイヤモンドを捨てろと、ハスの花を捨てろと言ったのではありません。 それらを差し出している【自分】を捨てろと仰ったのです」
その瞬間、【国王と自己同化していた自分】
【釈迦に気に入られようとしていた自分】
それらの自分がガラガラと崩れ落ち、
王様は生まれて初めて、誰でもない一人の存在
としてのピュアな本質を垣間見ました。
そこには今までに味わったことのない自由な開放感・喜び、あるがままの世界があったのです。
あまりの喜びに、すぐさま釈迦の足もとに
膝まづき、涙ながらに言いました。
「ありがとうございます、、、」
釈迦は王様を優しく見つめながら言いました。
「あなたは一番大切なことを理解されましたね」
次の瞬間、王様は大きな祝福と深淵なる真理を悟り、大いなる覚者の一人となりました。
その国はいつまでも、
平和で栄えたということです。
おしまい

これまでのブログから何か気づきや理解があった方は、このお話も楽しめましたでしょうか






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生きとし生けるすべてのものへ、愛と感謝を送ります
HITUKIYOGA-akasha Hiromi's HP
生きていることに感謝、生かされていることへの感謝、人に支えられていることへの感謝。そして神仏へ生かされている喜びを精いっぱい感謝の心で表現することを胸に
~HITUKIYOGA・Hiromi~
音叉と愛の周波数である528Hzという音の中でヨガを通して、60兆個もある細胞さんに働きかけ回復と修復を行っております
そして少しでも一人ひとりの心と身体からの調和を繋ぎ、気づきを経て日本から世界、地球から宇宙へと輪が広がっていくよう微力ながら活動させて頂いております
Smile&Happy
愛感謝 Hiromi