フルート・オカリナの森田愛華ですニコニコキラキラ


最近、土曜日のレッスンが忙しくなり本日は7時間ぶっ通しのレッスンでしたびっくりガーン


さすがに疲れましたが。。


あっという間に一日が過ぎていきました!


それもこれも、生徒さん方が熱心に練習されるからこそ、レッスンが充実するのですね。

60分レッスンの方もいますが、本当に皆さんあっという間に感じる。

たくさんの気づきや、トライがあって、どんどん演奏が変わっていくのは楽しいです。

何より、皆さんご自身で
『今の音は変だった』
『スラーがつながって聞こえない』
など、私が何かアドバイスするより先に、能動的にレッスンに取り組まれる方々ばかりおねがいキラキラ


どこを、どんな風に解決したいか、自分の求める音楽のある方は上達が早いです。


先生褒めるの上手ね、ってよく言われるんですけど、本当に前より良くなっているから事実を伝えているだけなんですけどね(笑)


朝、7時間レッスンなのでは?と気づいた時は、気が遠くなりそうでしたが、気づけば皆さんの情熱と笑いに包まれすぐに夕方になっていました~


今日も感謝であるお願いラブラブ



さて、本日のブログの本題は、フルートの購入についてです。

最近、楽器の購入、グレードアップについてご相談が続けてあったので、私なりのフルートの購入に関する考えを書きたいと思います。



フルートって金が一番いいですか?
楽器は高ければ高いほどいいのでしょう?











答えは、NOです。



私はいつも、『一番いい楽器』というのは、人によって違うとお伝えしています。


とはいえ、それだけでは話が終わってしまうので(笑)その続きをお話しなければいけませんね笑い泣き


フルートはざっくり言うと
洋銀、銀、金、プラチナに分けられます。


そして、ご存知の通り洋銀が一番お安く、プラチナになれば腰の抜けそうなお値段になるわけです。


お値段の順番に
洋銀<銀<金<プラチナ

そしてこれはそのまま『材質の密度』の高さになります。

洋銀は1番密度が軽く、材質の純度が上がるにつれて密度が増します。


初心者の方が初めに手にする楽器に最適なのは、『洋銀』です。

洋銀は密度が低く、鳴らしやすいのが理由ですね。


密度が低いから鳴らしやすいという理由は、ご想像の通りです。
(例えば、風鈴(薄いガラス)は小さな風でも音がしますが、お寺の大きな鐘を鳴らすのは大きな力が必要ですよね。)


洋銀のフルートが鳴らせるようになると、次第に物足りなさを感じるようになってきます。そうして初めてアップグレードを考えるようになります。

は洋銀より物質の密度が上がりますから、鳴らすのにパワー(テクニック)が必要になります。
ただし、洋銀よりも重たいため、より芯のある音、より深い表現(音に変化をつけること)が可能になります。
(風鈴で色んな音を出すのは難しいですが、お寺の鐘は叩く速度やものによって音が変えられそうなのは想像できますか?)







話はここからです。










では、純度の高いゴールドの楽器はどうでしょうか?


実際、は銀よりも質量は軽いですから、手にした感覚としては銀製よりも軽く感じます。ただし、物質の純度が上がれば上がるほど(9金<14金<24金)密度が上がりますので、吹いた時の抵抗が強くなります(いわゆる吹奏感)


芯の太いものは簡単には動かないということです。


実際に、ゴールドのフルートを真に響かせることができるかどうかは吹き手次第ですので、誰が吹いても金のフルートの良さが表現できるというわけにはいかないのです。



では、アマチュアの方ははゴールドのフルートを買わない方がいいのか?









その答えも、NOです(笑)



矛盾してると感じる方もいるかもしれませんが、楽器は自分の出したい音で決めるのが一番いいと思います。

今は出せなくても、目指す音のために『このフルートと仲良くなりたい!』その気持ちがあるなら、どんなフルートを購入してもいいと私は思います。


ですので、乱暴な言い方をすると(笑)
買える人は、自分の欲しいもの(欲しい音が叶うもの)を買えばいいのです。


そして、まさかとも思いますが、試奏をして購入なさるのは絶対です(洋銀の入門モデルは試奏の必要は無いですが)


どんなにお金があったとしても(笑)、高いお買い物ですし、何より実際に吹いてみると『おや?』と思うことがあるはず。

何が良くて、どういう音が出したいのか、わからない方は先生に選定を手伝っていただくべきです。

もちろん、私はご相談いただければ皆さんの楽器選びの旅にとことん付き合いますウインクルンルン



結論

楽器は実際に吹いて、いいと思うもの(自分の感覚を大切に)を買うべし!



そのため、高い楽器が貴方にとって必ずしもいい楽器であるとは限らないのです。



私はムラマツフルートのDSモデルを使用しています。大学にはいる時に、両親からプレゼントしていただいたものです。ずっと大切に、いつも一緒で気づけば13年の付き合いです。

表面的な劣化は見られますが、まだまだオーバーホールをしてしっかり応えてくれます。

ムラマツフルートに、材質による音色の違いや特色についてまとまっていますこちらをご覧下さい。



フルートのことを書きましたが、これはオカリナにも言えること。

高価なオカリナが、貴方にとって必ずしもいい楽器とは限りませんよ。

ぜひ、色んな楽器に触れたり、出したい音を思って、それを探す時間を楽しんでくださいね音符




素敵な音楽ライフを過ごしましょう。



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