臆病者。またしてしまった。せっかく綺麗になったのに。また、傷をつけた。私は臆病者だ。結果変わろうとしても変われない。涙を流しては、悩むだけ。そこから、前へと歩き出せない。臆病者だ。気づいたらカッターを手にしていた。腕から赤い液体が滴る。また、してしまった。でも、不思議と落ち着いた。この感覚から離れられない。もうきっと、私は無理なのかもしれない。