2020年1月2日
2020年のお正月は、急遽アトランタに行くことに。
この写真は最終日にアトランタのJackson Street Bridgeから撮影した景色。
この景色を見て「あれっ?」って思う人がもしいたら、その人は必ず1度はドラマ『ウォーキングデッド』にハマったことがあるはず
シーズン1でリックが馬に乗ってハイウェイを行くあのアイコニックなシーン。
CGが入ってるけど、まさしくここから撮影されたもの
リックが馬で通ったこのハイウェイはホテルのすぐ近くだったので、滞在中に何度も通ることになった(もちろん車で)。
ハイウェイと言えば、アトランタ市内のハイウェイは少々ややこしい事で有名。
(参考画像)
市内と空港はMALTAっていう地下鉄やバスの交通システムがあるし、ウーバーもあるし、車どうしようか迷ったけど、やっぱり自由に行動したくてレンタカーすることにした。
(結局、運転自体はナビ通りに行けば問題なかったけど、駐車場代が高くて、市内では車停める場所にいちいち苦労した。)
本題に戻して、ウォーキングデッドの撮影は主にジョージア州のSenoiaっていう町で行われていて、アトランタから南に小一時間ほどの場所にある。
一度アトランタ市内を抜ければ、交通量も少なくて楽な運転だった。
高速道路を降りてからどんどん何もない田舎道になって、「ほんとにこんなところ?」と思いながらナビに従って行くと、突然観たことある町の景色が
え~! ウッドベリーそのまま
ウォーキングデッドツアーの集合場所に到着
あいにくの雨の中、ここからツアー開始
イリノイ州から(だったかな?)の家族が一緒で、娘さんがウォーキングデッドの熱狂的ファンらしく、16歳の誕生日に何が欲しいか聞いたらこのロケ地巡りをねだられたんだそう笑
ここからネタバレになるけど、主にシーズン3前後のロケ地なので今更大丈夫かと、、、
あと、観たことない人には全く面白くない記事かな
私自身、ゾンビものが大好物なのでウォーキングデッドはしばらくハマって観てたんだけど、シーズン7あたりでフェードアウトしてしまった。
(これでも結構ねばって頑張ったほう。理由はファンなら分かるはず)
なので今は特に大ファンでもなければ最新話まで観てるわけでもないので、そんなに詳しくはない
ガイドさんがまず教えてくれたのが、この町Senoiaの呼び方。
皆セノアとかセノイアとか呼ぶけど、現地の呼び方は『セノイ』らしい。
というのも、昔この町の名前を登録したインディアンの女性がスペルを間違えてそのまま登録されてしまったんだとか
まずは小さなSenoiaのダウンタウンの坂道をを歩いて下る。
ウッドベリーの町と見事に一致!
あんなシーンやこんなシーンが蘇ってくる
何年も前の事なので記憶も曖昧だったけど、ガイドさんが「シーズン3のエピソード4で~」とか言いながらスナップショットを見せてくれたので、帰ってそこだけサッと観なおしたらかなり楽しめた
坂の下にあるガゼボでひとまず座って、雨よけしながら色んな裏話を聞く。
ガイドさんはSenoiaに住んでいて、実際にエキストラで何度かウォーキングデッドに出ているらしい。彼女のルームメイトは女優として今も出てるそうで、そこで仕入れた裏話も多い
このガゼボも何度も出てきていて、リック達がガバナー(総監)からグレン達を取り戻しに行く時はここから入ってた。
その目の前にSenoia Coffee & Cafeっていうコーヒーショップがあって、撮影時は役者さんやクルー皆で毎日ここのコーヒーを飲んでるらしい。
ウォーキングデッドが有名になる前(オンエアもされてない撮影中の頃)は、今では有名になってしまった俳優たちがよくここにコーヒーを飲みに来てたようで、特にダリル役のノーマン・リーダスはいつも小汚い格好で同じ席に座って何時間も新聞や雑誌を読んでたんだって。
今ではそんなことしたら大騒ぎになるから、いつも同じ若い男の子がここのコーヒーを300杯くらいテイクアウトしてるらしい。
ドラマではこのコーヒーショップの前でバリケードを張って、その中がウッドベリーの住居地区になっていた。
下のスナップショットで看板がSenoiaからWoddburyに変わってるのが分かるけど、このWoodburyの看板は今は店の中に展示されている。
コーヒーショップの横のブリキのキリンが可愛いお店も、よく映り込んでた。
撮影クルーは大きなキリンをリック、小さいのをカール、更にここには映ってないけど赤ちゃんキリンもいてそれをジュディスって呼んでるらしい笑
ちなみに、その向こうにはガバナーが燃やした市役所があった場所が。
実はこれセットで、撮影が終わって取り壊されていた(火はCGらしい)。
更に奥にあるこの建物。よく見るとフリーメイソンのサインが!
リック達がウッドベリーに侵入した時、ダリルがこの右下の窓から外を見て様子をチェックしてたらしく、ダリルファンが喜ぶ場所らしい
ていうか、フリーメイソンのロッジでそんな撮影していいの?撮影の後にロッジになったのかな?なぜこんな田舎町にフリーメイソンのロッジが?色々ふしぎ~
この窓から見える道向かいにガバナーが住んでた家があるんだけど、そのすぐ横の通りにもバリケードが建てられてて、ここから外に向かってゴルフボールをうってたシーンは印象に残ってる。
まさにこの道。
ガバナーのうったゴルフボールがゾンビの頭を直撃して倒れるシーンがあるんだけど、実はこれ本当に偶然当たってしまって、カットがかかった瞬間みんなで爆笑になってそのまま使われたんだとか。
もちろん役者さんは無事だったから笑い話になってるんだろうけど
ぐるっと道を戻ってきて、さっきのコーヒーショップの道向かいのこの建物もよく登場してた。
この下の写真の窓の上の壁にある丸いシミみたいのは、上の写真で見える看板(セット)を外した跡らしい。そしてこれらの窓は偽物。
ここも焼けたけど、煙も全部CGだったって。
ガゼボの後ろには線路が通っていて、下の写真の白いマークのついてる場所には赤いトレーラーが置いてあったって。
Terminus(終着駅)に向かうこの線路も印象深くて記憶に残ってる。
リック役の俳優アンドリュー・リンカーンは役に入り込むタイプらしく、たまたま撮影を見ていたガイドさんの話では、あるシーンの前に地面にはいつくばって両手を叩きつけながら泣き叫んで感情を高ぶらせてたらしい。そんなの聞くと、役者さんって凄いんだなぁと思う。
この線路の脇には味のある倉庫があって。
この倉庫の中でガバナーのラボの撮影がされたらしい。
裏側にも出入口があって。
こちらは、グレンとマギーが捕まって監禁された場所。
あと、アンドレアが捕まって椅子に縛られたのもここ。
長くなってきたのでここで一度切ります。