京都&オーストラリア・バイロンベイ 気功講師森田英実のブログにお越しいただきありがとうございます
気功はまだまだ一般的には知られていないよう。名前は聞いたことがあるが一体何か、太極拳か?なにそれ?などとよく聞かれます。
何千という流派がある気功。
特に医療気功について簡単に説明したいと思います。
医療気功とは
気功は中国を起源とする健康法です。
1957年に劉貴珍(りゅうきちん)氏が著書「気功療法実践」を出版し、「気功」と言う名前が一般的に知られるようになりました。
以後、中医学と結びつきながら3千以上ともいわれる様々な流派の気功が盛衰を繰り返してきました。
劉貴珍氏は、重い胃潰瘍を含む自分の病気が102日間の気功の練習で完治した経験から、1953年には唐山気功療養所を、1956年には医療気功発祥の原点と言われる、北戴河気功療養院を設立し、国の支援を得て気功を臨床実践に応用し、現代医学や科学技術と融合させ、その効果を科学的な実験計測により実証したことで、気功が社会的な信用を得て広く認められるようになりました。
こうして気功は、中医学と結びついて医療面で大きく発展しました。中医学の古典である「黄帝内径」にも「気」について説明があります。気の滞りが病の原因であり、気の巡りをよくすることで、健康になるというのが中医学の基本的な考え方です。
60年代後半から続いた文化大革命の間は、気功も迷信として扱われ弾圧されていましたが、その後1976年に文化大革命も終わり、次々と新しい流派の気功も生まれ、気功は息を吹き返し、気功人口も一気に増えました。
医療気功を日々継続することで、呼吸器・消化器・神経・免疫系の働きを促進活性することが証明させれています。医療気功の実践はまた、心を平穏にし、前向きな考え方を促すことによりストレスを軽減し、健康維持に大変効果があるということも認められています。
参考:医療気功内養功 劉亜非
京都&オーストラリア・バイロンベイ 気功講師森田英実のブログをお読みいただきありがとうございました